13日目プレビュー記事

6月22日:勝ち点3をかけた7チームの戦い
日本、奇跡を起こせるか 混戦E組の行方は? 第13日見どころ
【日本 vs ブラジル:プレビュー】

なんといってもイタリアVSチェコのガチンコマッチ。他グループの強豪同士の第3節は消化試合が多いけど、ここはどちらも負けられない。主力複数を怪我と出場停止で欠く手負いのチェコがどこまで食い下がれるのか。イタリアvsチェコというと、チェコの一時代が始まった96EUROの「死のC組*1」を思い出す。当時はチェコが2-1で勝ってその後は決勝まで進む快進撃、イタリアはグループリーグ敗退。当時のメンバーは両国とも極僅か。今回はどちらも進出して欲しいね。1回戦でイタリアvsブラジルが見たいんだ*2
前節に続きまたチェコは数的不利、イタリアは数的有利か。チェコの自滅ですな。イタリアは相手が勝手に数的不利になってくれる運がある。自滅した前回大会とは対照的。せっかく好勝負になりそうだったのに。台無し。


試合終了。チェコ予選落ち。2試合で数的不利になってしまっては仕方ない。ネドベドはこれでラストか。ポボルスキ、ガラセク、怪我で出れなかったコラー、スミチェルも最後だろう。96EUROから始まったチェコの一時代が終わりましたな。ネドベドは本当によく頑張った。強烈ミドル連発。そして立ち塞がるはユーベの盟友ブッフォンと。試合後のユーベ勢との抱擁はジーンと来たね。もうちょっと見たいチームだったなあ。これからはロシツキ、チェフを中心にまた素晴らしい機能性を持つチームを作って欲しいですね。ブルックナーは日本に来てください。
イタリアは強かだった。でもまだ圧倒的な強さは感じないかな。ただ前回大会と違って運があるのは好材料。トーナメントの組み合わせもかなり有利な物。F組2位と当たる1回戦もそうだし、G組1位vsH組2位と当たる準々決勝にも恵まれる可能性がある。楽観視すると足下掬われる可能性はあるけれど、非常に有利。不安はネスタの怪我。まあトーナメント進出したイタリアについてはまた後日。



とりあえず日本には意地を見せてもらいたいね。相手はブラジルっていっても消化試合なんだから。わざと負ける事は絶対にないだろうけど、これまでの歴史を振り返っても、無理に勝ちにくる事もないはず。それでも難しいとは思うけどね。

*1:強かった頃のドイツ、イタリア、チェコ、ロシアですよ。

*2:ここで当たらないと、メンバーが充実したイタリアとブラジルが当たる機会はもうないと思う。主力の平均年齢が高いイタリアは、4年後には衰退期に入ってしまいそうだから。