アーセナル関係

チェコ代表で、ボルシア・ドルトムントに所属するトーマス・ロシツキが、メディカル・チェックをパスし、移籍金600万ポンド(約12億円)でアーセナルに入団することが決まった。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1994867/detail

金を出し渋ったアトレチコから横取りと。ロシツキーはアンリと一緒にプレーするのを希望したらしい。これがアンリ残留効果か。莫大な移籍金以上の価値がありますな。
アーセナルは今シーズンから3センターの4-5-1を導入したので、CHの重要性というのは昨シーズンより高まっている。しかもただでさえ薄い選手層の中、ディアビが負傷により長期離脱してしまったため、即戦力CHの補強は急務だった。そのタイミングでこれは良い補強ですね。価格もお買い得だし。
ロシツキーベンゲルが好むスピードとテクニックを兼ね備えたMFで、パス能力全般に際立っていて、ドリブルや飛び出しもできて、ワンボランチできる守備力もある。怪我が多いのと、得点力が少々足りないだけで、攻守に穴が少ない即戦力。始めはフレブのようにプレミアのサッカーに戸惑うかもしれないけれど、すぐに順応できるでしょう。これで噂通りピレスが移籍しても穴は埋められる。
ロシツキーは3年前くらいからアーセナルにピッタシの選手だと思ってた。もっと前に獲っていれば、今シーズンあれほど選手層の薄さに苦しむ事もなかったろうに。まああの選手層でCL決勝まで躍進したのは脱帽。一歩間違っていたら*1、CL出場権を逸して失意のシーズンになってたかもしれないけど。

今季のUEFAチャンピオンズリーグで準優勝したアーセナルFCのFWティエリ・アンリ(28)が、同クラブと4年の新契約で合意した。
アンリは従来の契約が来季限りで切れることから、17日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝でアーセナルを2-1で下したFCバルセロナへの移籍がうわさされていた。
http://jp.uefa.com/footballeurope/news/Kind=2/newsId=423126.html

収まる所に収まったのかな。CL決勝の結果云々より、プレミア4位以内でCL出場権を確保できた事の方が大きかったでしょうね。アーセナルにとってはどんな補強より大きな契約更新。アンリ以上のFWは見つからない。
アーセナルは勿論、バルサにとっても悪くないと思う。同じ世界最高峰のCFでも、前線での猛烈なチェイシングや状況によってサイドで守備的にプレー出来るエトーの方が使い勝手が良いし、どちらかが控えになったら絶対に一悶着起こる。ラーションの後釜にはなりえない。
それにアンリは50億以上の破格値だッたらしい。そんな金があるなら、ラーションの後釜には2ポジション以上こなせるフォルラングジョンセンのようなサブでも文句を言わない選手を適正価格で獲得して、右WGのジュリを厚遇で残留させて、余った金でオレゲール以上のDFを獲った方が良いと思う。


今オフは大物FW移籍の噂が絶えないけど、アンリがバルサに移籍しなかったので、連鎖的にエトーの移籍もなくなったと見て間違いない。あとは移籍確実のニステルがどこに行って、それによりどんな連鎖反応が起こるのか。崩壊濃厚な買収ユーベのトレゼゲズラタンもB降格したら移籍確実、シェフチェンコドログバロナウドアドリアーノ辺りも怪しいね。

*1:スパーズの食中毒による自滅がなければ