村井は全治半年〜一年

9日のキリン杯・ブルガリア戦(長居)で負傷退場した日本代表MF村井慎二(26=磐田)が10日、浜松市内の病院で精密検査を受け、左ひざ前十字じん帯断裂と診断された。患部の腫れが治まり次第、手術を受ける。全治は半年から1年を要するとみられ、W杯出場どころか、今季の全公式戦出場も絶望的となった
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/05/11/05.html

あの捻り方では靭帯をやっているだろうとは思ったけど、左ひざ前十字じん帯断裂とはね。良くて半年、ベストを取り戻すためには一年以上かかるだろう。こういう怪我はスピード勝負の選手にとっては致命的だろうけど、村井は身体能力で勝負するタイプの選手ではないから、サッカー選手としてはまだまだ可能性があると思う。とにかくリハビリを頑張って欲しいし、焦らずゆっくり完治させて欲しい。鶴。

これでジュビロにたった一人しかいない左利きのサイドアタッカーがいなくなってしまった。痛すぎる。左サイドはSBとSHの両方が本職不在。コンバートには限界があると思うので*1、中断期の補強ポジションは決まりでしょう。日本では左利きのサイドアタッカーは希少だし、村井の代えを務められる選手なんて他クラブも手放さないだろうから、残り1枠の外国人枠を使うしかない。フロントの腕の見せ所。

ジーコ監督、試合直後のコメント
「今日は5人の交代枠を使ったとはいえ、最終的な(ワールドカップ登録メンバー)23人への影響はない。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/live/jpn_20060509_01.htm

――最終選考に迷いを感じさせる選手はいたか? 
「今日は多くの選手がピッチに立ったわけだが、みんな気持ちを入れてやってくれた。1人1人の力は分かっているが、みんな(プレーに)気持ちが入っていて自分としてはうれしかった。彼らの頑張りは賞賛に値する。ただし最終メンバーについてのベースは頭にある。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200605/at00008961.html

僅かな可能性に賭けて奮闘していた村井の気持ちを考えると、どう足掻いても始めから23人枠など決まっていた事を想起させるこのコメントにはやりきれないものを感じてしまう。海外だったら確実に一悶着起きているような。とにかくこれ以上怪我人だけは出ないことを願います。

*1:コンバートさせるならサイドが本職の西が良いと思う。左利きでも名波や船谷はサイドの選手ではない。