ウェルター級GP参戦選手

「PRIDE武士道−其の十一−」(6月4日 さいたまスーパーアリーナ)で開幕する「PRIDEウェルター級グランプリ2006」の1回戦のカードとして、瀧本誠vsゲガール・ムサシ長南亮vsジョーイ・ヴィラセニョールを発表した。ムサシはオランダ出身の20歳の新鋭で、DEEP2戦2勝と佐伯繁広報もイチオシの注目選手。ヴィラセーニョは総合格闘技15連勝中で、そのうち13試合がKOか一本勝ちという驚異の戦績を誇る実力者だ。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/headlines/20060511-00000028-spnavi-spo.html

瀧本なんてPRIDEでの実績はほとんどないんだから、いきなりフィリョ、カーン、ニンジャ辺りと当てればいいのに。相手のムサシは参戦する外人選手の中では実績下位。やっぱり贔屓されている。せめて会見で喧嘩を吹っかけた郷野と当てて欲しかった。
長南は知名度の割に実力者という美味しくない相手。ヴィラセニョールはDEEPの白井戦では本領発揮できなかったけど、いままでの敗戦もディビット・テレルなど世界トップ相手だし、ブライアン・フォスターにも勝ってるからかなり強いでしょ。

また、すでに参戦が発表されていた郷野聡寛のほか、トーナメント出場選手として、三崎和雄ユン・ドンシクデニス・カーンパウロ・フィリオフィル・バローニムリーロ・ニンジャムリーロ・ブスタマンチ、アマール・スロエフ、ヘクター・ロンバードの10人が決定した。これで16人中14人の出場選手が決定。出場が予定されているウェルター級王者のダン・ヘンダーソンの出場は最終交渉中とのことで、残りの2人が決まった段階で対戦カードも発表となる。また、高田延彦PRIDE統括本部長は「2回戦に日本人を残すようことはしない」と1回戦での日本人対決を否定。「世界最高峰の選手が揃った。5.5無差別級GP以上の戦いを見せてほしい」と期待を寄せた。

残り二人はダンヘンと近藤or美濃輪かな。バローニに惨敗したとはいえ、現王者ダンヘンと互角に渡り合った近藤にはもう1度チャンスを与えて欲しい。追記:近藤有己はバローニ戦のダメージのためにドクターストップらしい。

優勝候補としては現王者のダンヘン、そしてパウロ・フィリョ*1でしょうね。ブス先生、ニンジャ、カーン、スロエフも実力者。*2。残念ながら、日本人が優勝争いに絡むのは難しいでしょう。たとえ桜庭が残っていたとしても。
あと日本人対決を組みそうにないのは残念。日本人対決はお互いにリスクがあるから面白いのに。

キューバ代表として柔道でシドニー五輪に出場し、現在は吉田道場で練習を行っているというヘクターは「郷野選手が(吉田道場の)瀧本選手と対戦したいと言っているようなので、その前に僕と戦って勝ったら瀧本選手とやればいい」と郷野に挑戦状を叩きつけた。

これで郷野vsへクターが濃厚になったのかな。郷野からすれば、1回戦でフィリョ何かとやらされるより、へクターの方が有難いでしょう。瀧本はあれだけ公衆の面前で挑発されたんだから、郷野の挑戦を受ければ良いのに。

また、ライト級のワンマッチとして、桜井“マッハ”速人川尻達也石田光洋マーカス・アウレリオの参戦が決定した。

こちらは豪華ですね。いきなり五味に勝ったアウレリオvsマッハor川尻も有り得るんだろうか。川尻は五味には完敗したけど、相性的にアウレリオになら勝てる気がする。シャオリンに完勝した時のように、スタンドで主導権を握って、グラウンドでは絶対に下にならず上からパウンドで攻める。川尻はテイクダウンされないという点では五味を上回るだろうから、アウレリオに勝つ可能性は十分ある。

*1:ニンジャでさえ歯が立たなかったフィリョには、日本人では誰も勝てないと思う

*2:1回戦でフィリョvsカーンという地味な実力差同士の潰し合いとかやりそうだ。無差別で言うジョシュvsアレキのような。