各国リーグ

フィオレンティーナ 1−2 ユベントス

セリエAの趨勢を決める大一番は王者ユーベに軍配。試合終了間際の勝ち越しゴールとは勝負強い。ヴィオラオ圧倒的規模の差を誇るユーベ相手に良く戦ったけど、やはりまだまだ差はある。エースのトーニがテュラムにうまく対応されてしまったのが痛かった。決定機も惜しくも決められず。
それでも就任数ヶ月でユーベ相手にここまで戦えるようなチームを作ったプランデッリの手腕は評価できる。前半戦はミランに勝ち、ユーベをあと最後まで苦しめた。冬の補強次第では台風の目。
トーニが音量発揮できない中、ヨルゲンセンの負傷交代で投入された若手FWのパッツィーニの動きの良さは収穫。2列目からの飛び出しや優れたテクニックでカンナバーロを翻弄する場面も。ヘッドでのゴールも見事。ボジノフの陰に隠れて昨シーズンの冬に加入したパッツィーニ、将来のアズーリ候補の一人だと思う。監督が若手育成に優れるプランデッリというのも期待出来る。


ミラン 1−2 キエーヴォ

ミランがまさかの敗北。これでユーベとの勝ち点差は8に開いた。数日後のUCLでグループリーグ敗退すれば、アンチェロッティ解任もありえる状況になってきた。解任されれば次期マドリー監督就任か。

ビジャレアル 0-2 バルセロナ

デコ得意の相手に当たって決まるミドルシュート。これが本当に多い。
やはりリケルメの所属するチームは、リケルメが押さえられると機能しない。アルゼンチン代表もここが弱点。あと、ソリンは相変わらず運動量抜群で神出鬼没だった。

  • プレミア・シップ

リバプール 3-0 ウィガン
チェルシー 1-0 ミドルスブラ
ボルトン 2-0 アーセナル
マンチェスター・ユナイデット 3-0 ポーツマス

アーセナルの弱体化が激しい。ボルトンの前線からの泥臭いプレスと、放り込みクオリティーの前に良いとこなしだった。CHのジウベルトが致命的なミスで失点を誘発するなど、ヴィエラのが抜けてCHの問題は深刻。
やはり選手層の薄さが深刻で、なんとアシュリー・コールが怪我の左SBは、足下が不安定で鈍足とSBには明らかに向いていないCBのシガン。そもそもシガンをいつまでたっても戦力としている点で問題がある。若いセンデロスをCBで使って、ユーティリティのあるトゥレをSBに回した方がまだ良いと思うが。
日本では全能視されがちなベンゲルだけど、日本代表監督になってもDF陣の人選は当たり外れが大きそう。チームもパスサッカー一辺倒で、チェルシーのような戦術的柔軟性がない。試合中の流れを変える采配もモウリーニョと比べると下手。攻撃的オプションが少ない。
ヴィエラの穴を埋められず、アンリへの依存度の高いアーセナルは、チームとしての過渡期を迎えている。
リバプールは6連勝と世界クラブ選手権に向けて調子を上げてきた。クラウチ師匠が遂にノーゴール記録をストップ。1点目はオウンゴールくさかったけど、2ゴール目は落ち着いてループシュート。運良く1ゴール目が認められて自信を持ったからこその2ゴール目でしょうな。
まあこのリーグはチェルシーで決まりでしょう。