第31節

優勝争いは大混戦。ガンバ(57)、セレッソ(56)、鹿島(55)。レッズ(53)はちと厳しい。

◇名古屋 2−1 G大阪
[得点]04分:鴨川奨、36分:遠藤保仁(G)、66分:クライトン

名古屋がここ数節とは見違えるような気迫を見せていた。球際での激しさやボールプレッシャーが段違い。降格争いが現実に迫ってきて、ようやく本気を出したというところか。
ガンバの攻撃はアラウージョフェルナンジーニョのコンビネーション主体で、今ひとつ連動した動きが感じられなかった。家長が左サイドからチャンスメイクしてたくらい。アラ&フェルの技巧派コンビは相変わらず強力だったけど、今日はフェルナンジーニョのシュートが決まらず。これが優勝へのプレッシャーと過密日程による疲労の影響か。
一対一に弱い宮本はルーキー鴨川に完全に振り切られて失点を演出。田中マコも不調だし、代表の守備陣が不安です。マツダトゥーリオが精神的に落ち着いて暮れたら有力な候補なのだけど、それはないものねだりか。

C大阪 2−0 川崎
[得点]53分:古橋達弥、57分:森島寛晃

セレッソしぶとい。まさかここまで追い上げてくるとは。ゴールを生んだ森島の後方からのロングフィードを足下にぴったりと止めたトラップ技術は見事だった。

◇大分 1−1 鹿島
[得点]68分:アレックス・ミネイロ(鹿)、72分:吉田孝行

大分は本当に生まれ変わった。シャムスカが羨ましすぎる。

◇浦和 4−1 東京V
[得点]14分:ポンテ、70分:小林慶行(V)、79分:マリッチ、87分:ポンテ、89分:闘莉王

ヴェルディ崖っぷち。ポンテのループは鮮やか。レッズはエメの離脱や達也の怪我があったのに、この順位に踏みとどまっているのは地力の証明か。

FC東京 2−1 千葉
[得点]51分:梶山陽平、64分:ハース(千)、84分:阿部吉朗

好調東京が。千葉はもう少し選手層が厚くないとリーグ制覇は厳しい。毎シーズンオフに主力を残留させる資金力が足りない。まあ、主力を引き抜いた某クラブはさらに低迷してますが。

横浜FM 3−1 広島
[得点]09分:駒野友一(広)、21分:久保竜彦、23,41分:グラウ

久保凄すぎ。ヘディングゴールを生み出したあの跳躍力と空中でのボディバランスは日本人離れしている。この調子なら代表復帰間違いなしでしょ。グラウも調子良いね。この調子なら来シーズンもマリノスに残留できるかな。

◇ 柏  1−2 清水
[得点]00分:レイナウド(柏)、76分:マルキーニョス、89分:チェ・テウク

残留争い直接対決は清水に軍配。柏は入れ替え戦濃厚に。

◇神戸 0−1 大宮
[得点]74分:森田浩史

神戸降格。名将レオンを連れて来れる交渉力があるのに、なぜか早期解任してしまった事が悔やまれる。レオンのコネがあれば、強力なブラジル人助っ人を獲得できそうだったのに。あり契約までして来日したのに追い返されたジエゴ・ソウザが見たかった。