来シーズンに向けた動向

早くも各クラブの来季に向けたニュースが。

鹿島が今月上旬、川崎Fに対し関塚監督の来季招聘(しょうへい)を正式オファーしていたことが17日、分かった。川崎Fの福家GMによれば、これを受けて同監督との話し合いを既に数度、行っており、去就決定への最終段階に入っているという。http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-051118-0010.html

鹿島が、今季限りで退団するトニーニョ・セレーゾ監督(50)の後任として、来季もブラジル人監督を招へいすることが17日、確実になった。クラブ幹部がこの日「監督は99、いや95%はブラジル人になる」と明言したもの。現在はリストアップを行っている段階だが、近日中に「育てながら勝つ」というクラブのポリシーに合った候補を絞り込み、現地での交渉へ赴く予定だ。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/nov/o20051117_70.htm

トニーニョ・セレーゾが退任する鹿島の、新監督選びのニュース。鹿島出身の関塚監督というのは妥当な線だけど、やはりブラジル路線になりそうな気がする。川崎からしたら上位躍進に導いてくれた関塚監督は手放したくないでしょう。関塚監督の決断次第なのかな。

川崎フロンターレでは、今シーズン、チームを指揮しております関塚隆監督と、契約期間を延長することで基本的な合意に達しましたので、お知らせ致します。なお、正式契約については、シーズン終了後に行う予定です。
http://www.frontale.co.jp/info/index.html#051118-1

納まるところに納まった模様。あとはジュニーニョの契約更新が来シーズンへの鍵か。Jリーグのクラブだけでなく、海外からもオファーが来そうな存在。


浦和が元ブラジル代表で、ことし5月まで名古屋グランパスでプレーしていたFWマルケス(32)にオファーを出していることが16日、分かった。
(中略)
マルケスは03年7月にグランパス入団。J通算58試合25得点の好成績を残したが、ことし5月末の契約満了時に、家庭の事情を理由にグランパスを退団。ブラジル帰国後は古巣のアトレチコ・ミネイロに復帰したが、グランパス退団の理由となった家庭の事情は解決。マルケスは、親しい関係者に「来年は日本に戻る」と話しているという。マルケスの獲得には、他のクラブも興味を示し、今後の争奪戦も予想される。
http://chuspo.chunichi.co.jp/grampus/05topics/pages/gt1117.html

マルケスの左サイドに流れてのチャンスメイクや、中に切れ込んでの右足でのシュートは絶品。局面打開できるドリブルも秀逸。もし本当に来日の意思があるなら、引く手数多の存在でしょうな。

アトレチコ・ミネイロは降格争いに苦しんでいるので、もし降格したら日本に戻ってくるかもしれない。でも争奪戦になっているなら、一番に手を挙げないといけないのは名古屋でしょうな。

レッズは怪我の田中達也が開幕に間に合いそうもないし、本来FWの永井はサイドで起用されている。ポストプレーヤーマリッチは独力で局面打開するタイプではないので、浦和のスピーディーなサカーにもマルケスの能力は適していそう。でも浦和にはJ随一の豊富な資金があるので、マルケスよりさらに知名度のある大物を取ってJリーグを盛り上げてほしい気がする

東京の来季監督候補としてブラジル人で前サントス監督のガロ氏(38)が浮上した。同氏は21日に来日し東京の小平グラウンドなど施設を見学する予定で、23日の新潟戦(新潟)を観戦する可能性もある。
(中略)
東京は原監督続投の可能性も残している。だが4年目の今季は、序盤を除けば1度も首位争いをしていないことから、今季で退任の公算が大きい。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-051118-0009.html

今シーズン低迷したFC東京は新監督を探している模様。序盤は新システムがフィットしなかったり、ケリー放出の穴が埋めれなかったり、主力に怪我人続出でボロボロだったけど、最近は若手の成長もあって徐々に持ち直してきているので、原監督のイメージはそこまで悪くない気がする。でも4年在任しているマンネリ感は少なからずあるだろうし、ここらで新監督招聘も一つの手かもしれない。ただ外人監督は当たり外れの大きい未知数の存在なので、リスクはけっこう高いかも。