プレミアシップ

トッテナム 1-1 アーセナル
チャールトン 0-1 ボルトン
チェルシー 4-2 ブラックバーン
リヴァプール 2-0 ウェストハム
ミドルスブラ 4-1 マンチェスター

注目のノースロンドンダービーは、両者痛み分けのドロー。前半はスパーズ、後半はガナーズという対照的な試合展開だった。
スタメンはCHのセスクがサイド起用と、ベンゲルの苦悩が伺えた。サイドで機能したところはあまり見た事ないが。不用意なPK失敗でスタメンを外されたピレスが、後半からサイドの入り流れを変える活躍と殊勲の同点弾。ここにきてベテランの復調傾向は心強い。でもリュンベリがまたも怪我。層の薄いアーセナルの苦難は続きそうです。
スパーズのアーロン・レノンは良い選手。87年生まれの18歳ながら、素手のレギュラーを獲得していて、この試合も持ち前のスピードで攻守に目立っていた。他にもスパーズはルートリッジ、アイフィル、ハドルストーン、ドーソン、ケリー、ミドなど将来有望な若手がかなりいるし、ロビンソン、キャリックジェナス、キング、デフォーなども若くしてイングランド代表クラス。資金力にはかなり恵まれているし、将来的には中々面白いチームになりそう。欧州カップ戦がないのに人員過多の気もするけど。
マンUはボロにまさかの大敗。このメンバーで4-4-2は無理があると思う。スコールズとスミスの2センターで、中盤守備が機能するはずがない。キーンとスコールズの衰えを補うために、CHを3枚並べて中盤守備を厚くする4-3-3を導入したのでは。というかファギーはFWのスミスをキーンの後釜に据えるのそろそろ諦めたらどうか。攻撃参加するスコールズの横で、自らの魅力を失っている様子だった。頼みのリオも駄目駄目。ボロのメンディエタは全盛期を思わせる存在感だった。
チェルシー勝利でライバルクラブとの差はますます広がる一方。傑出した1チームが独走するのプレミアシップは、リーグ戦の面白味に欠ける。それにしてもチェルシーは強い。GKチェフの珍しい致命的なキャッチミスをものともしない強さ。守備的だつまらないだと言われる中で、リーグ最多得点はチェルシー。勿論最小失点もチェルシー
CHながら10ゴールで得点ランク首位のランパードは凄い。今年のバロンドールには彼を推したい。チームの勝利への貢献度は文句なしだし、タイトルも獲得している。比較されるジェラードとは、継続的な活躍という決定的な差があると思う*1。ま、どうせ派手なロナウジーニョが受賞するだろうけど。
中田さんは見事アシスト。この調子で結果を出せば、ボルトンよりパスを繋ぐクラブからもオファーが着そう。ノーランも調子良いね。でもイングランド代表では層の厚いポジションなのでWC出場は無理だと思う。

*1:連続出場記録は怪我の多いジェラードには作れない