朴智星、マンU移籍決定

サッカーの韓国代表MF朴智星が、イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドに移籍することが22日、決まった。朴の代理人が明らかにした。韓国選手がプレミアリーグでプレーするのは初めてとなる。
朴が所属するオランダ1部リーグ、PSVアイントホーフェンと、マンチェスターUの間で合意に達し、移籍金は600万ユーロ(約8億円)で、契約期間は4年となる見通し。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20050622-00000019-kyodo_sp-spo.html

今シーズンの活躍と年齢を考えると、約8億円とはけっこうお買い得価格。まあ、不況下のマーケットでは妥当なところか。
今シーズンのマンUは主に4-3-3(2-1)だったので、PSVのように3トップの左右で扱われるとすると、ポジションを争うライバルはルーニーC・ロナウド。他にもFWにはスミス、サハ、ギグスがいる。かなり厳しい。
CHとしては、3センターの底のキーンの前に位置するポジションを務めるとすると、ライバルはスコールズフレッチャー。他にはミラー、フォーチュン、クレベウソン。レンタル先で大活躍したリチャードソンも復帰。こちらの方がまだチャンスはあるか。

マンUがどういうシステムにするにしろ、パク・チソンのようなユーティリティのあるタイプは重宝するはず。様々な局面に顔を出せる運動量も魅力的。恩師ヒディングのいたPSVでのように、常時スタメンで出場し続けるのは難しいかもしれないけど、貴重な戦力として働いてくれそう。レギュラー奪取のチャンスもないわけではない。

ただしPSVへ加入した当初は、調子が悪くても恩師ヒディングは我慢して使い続けてくれたけど、ファギーはそこまで辛抱強くないはず。エール・ディビジとプレミアシップのレベルの差も大きいので、環境に慣れるのに思いの外時間が掛かると、ベンチが指定席になってしまうかもしれない。リスクはそれなりにある。