ヴィオラ関連

フィオレンティーナアテネ五輪代表のDFジョルジョ・キエッリーニ(20)獲得という大きな補強を行った。28日の夜にユベントスとの共同所有の形での移籍が合意に達した。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040830-00000006-spnavi-spo.html

イタリア国内外の数多くのビッグクラブが獲得を狙っていたヨルゲンセンウディネーゼとの共同所有という形でフィレンツェに移り、2007年までの契約を結ぶことになった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040830-00000007-spnavi-spo.html

名門復活を目指すヴィオラにとって、ヨルゲンセン獲得は最高の補強。昨シーズンはセリエAアシスト王(非公式)の活躍。トップ下も両サイドもこなせる。数々のビッククラブに誘われても断っていただけに、ヴィオラ移籍は意外。好きな選手が好きなクラブに加入するという個人的にも嬉しい結果に。逆にウディネーゼは厳しいな。でもこのクラブのことだから、安価で仕入れた無名の人材が大ブレイクしていくんでしょう。
ヴィオラでの起用法はどうなるんだろう。昨シーズン通りならトップ下。中田もトップ下候補だけど、実績的にはヨルゲンセンの方が上。ボランチに下がるとしても、そこにはマレスカとオボドが控えている。怪我で完全にはチームと合流していない中田は厳しい状況。サイドアタッカーにするなら中田のトップ下起用で共存もあり得るかも。ヨルゲンセンは怪我も多いから、中田獲得のメリットは十分ありますね。ジャパンマネー効果もあるし。
キエッリーニもかなり評判が良い選手。これでギグー、ルパテッリ、オボド、マレスカ、マッカローネ、ポルティージョウイファルシが新加入。昇格クラブの補強ではないですな。戦力的にはUEFAカップ圏内も狙えそうけど、まずは残留でしょう。大量補強したのに降格したチームは過去沢山ありますからね。
移籍当初は「中田がたかが昇格クラブに加入するのは不釣合い」みたいな意見も多くあったようだけど、むしろ厳しいクラブに移籍したような。名門復活を目指していくクラブで、ペルージャ時代のように自由に振舞えるとも思えない。ボローニャよりはステップアップでしょう。あのヴィオラといえども、最近のサッカーファンには無名なのかな。昔(といっても数年前)は凄かったんですけどね。
確かに今のヴィオラはかつての名門クラブとは別チームだけど、名門復活を目標に掲げてかなり精力的に補強している。雑誌等の特集記事を見ても、オーナーの資金も豊富らしいし、フロントも以前の過ちと同じ轍を踏まないように長期的展望に計った強化方針を持っている。というか以前のオーナーは酷すぎだ。あんなことはもう2度と起きないように頑張ってください。