グループC

曲者揃いのグループC。イタリア優位なのは間違いないけど、他の3カ国にも十分チャンスはある。イタリアがいつものスロースターター振りを発揮していると足元をすくわれかれない。勝ち抜いたチームがダークホース候補でしょうか。北欧の2チームはいいサッカーをするし、好きな選手が多いんで頑張って欲しい。


スウェーデン
今大会のダークホース。
FW陣は代表引退したラーションの復帰で一気に怖さを増した。ここ数年1シーズン30得点(これはとんでもない数字)は決めるスペシャルな得点力を誇る彼の復帰は大きすぎる。どんな体勢でも得点を奪えて、周りを生かすことも出来るオールラウンドな能力を持っている。パートナーのズラタン・イブラヒモビッチもかなりの実力者。長身ながら足元のテクニックが飛びぬけていて(ホントうまいよ)、観衆が度肝を抜くアクロバティックなシュート(無謀な体勢からのダイレクトボレーは凄い)も持ってる。簡単なシュートを外すところや、問題児的な行動・言動と相まってかつてのクライファートと似た印象を受けるストライカー。この2トップの破壊力は大会屈指。ここに予選5ゴールのアルベックも控えている。
MFも曲者揃い。リュンベリアーセナルでもお馴染み一流選手。中盤から飛び出しの得点力は際立っている。セントラルMFのA・スベンションは展開力に優れていて、ファーストタッチのトラップが絶妙にうまい。鋭く曲がるFKも大きな武器。期待の新鋭シェルストレームにも注目したい。
広報には屈強なDF陣と安定感のあるGKを揃え、組織だった守備からのカウンター戦術が確立されていて、どんな状況になっても大崩れするのは予想できない。4-4-2のフォーメーションであまりそれを崩すようなことはせず、ボールを奪ったら一気にトップに当てて得点を奪える怖さがある。攻撃的なサッカーをする強豪国からしたらかなり怖い存在。ポルトガルを下したギリシャよりも一枚上手のカウンターチームだと思う。


イタリア
http://d.hatena.ne.jp/souno418/20040520#1085037826
順調かと思われたけど、控えのガットゥーゾが監督の起用法を批判、フィオーレが帰化選手批判という報道が表に出てしまった(真偽はともかく)。これがどう影響するか。

デンマーク
http://d.hatena.ne.jp/souno418/20040513#1084446500
初戦は攻守の要グラベセンが出場停止。サイドのグロンキアも肉親の不幸によりチームに帯同していない。怪我明けのヨルゲンセンロンメダール、ロクベンクランズにもコンディション面で不安がある。果たしてレギュラー2人を欠いてどういった戦いを見せるか。

イタリアvsデンマーク

優勝候補のイタリアだけど、決勝トーナメンに標準を合わせて調子を上げてくるんで、予選はいつものごとく苦戦しそう。デンマークにはセリエAに所属している選手やコーチが多いんで、イタリアは丸裸にされているでしょう。デンマーク得意のサイド攻撃は、イタリアの老獪な守備が分断しようとしてくるはず。初戦慎重なイタリアと引き分け狙いのデンマークの戦いは序盤は様子見の展開になりそう(すまん、全然違った)。どちらかに点が入れば試合が急激に動くでしょう。デンマークが先制すると面白い。攻撃はヨルゲンセンの調子次第かな。

ブルガリア