準々決勝1日目
壮絶なベスト8の戦いが始まる!（FIFAworldcup.com）
ドイツ対アルゼンチン:試合のみどころ（FIFAworldcup.com）
ウクライナ対イタリア:試合のみどころ（FIFAworldcup.com）
ドイツとアルゼンチン、イタリアとウクライナが対戦 準々決勝見どころ（スポーツナビ）
もうとにかく楽しみですよ。審判は試合を邪魔しないように。
アルゼンチンはリード後、リケルメに代えてカンビアッソ投入であからさまな守備固め。それが裏目に出てドイツに同点に追いつかれる。大概こういう弱気の交代策では追いつかれるものだよ。それは仕方ないとして、交代枠を3人全て使ってる事が大問題。GK負傷の不運はあったけど、それでも残り2枚あったんだから。マネジメント能力なし。
メキシコ戦の終盤にはリケルメ、アイマール、メッシを共存させる冒険に出たのに、何でドイツ戦の終盤にはピッチ上に誰もいないのよ。中庸はないのかね。DFが鈍重なドイツ相手に、裏へのスピードあるアタッカーを使わないのもどうなのよ、サビオラ。最後がクルス投入って、ドイツDFにとって相性の良いタイプですよ。スペースの空いた終盤にメッシ使えばズタズタにできるのに。これで負けたらペッケルマンは腹切りモノだ。
試合終了。
完全にペッケルマンの采配が裏目に出た。リードしたのにカウンターも狙わず、交代枠3人を使い切った守備固めの後に、同点に追いつかれて打つ手なし。その途中投入したクルスは前線で起点になれず、カンビアッソはPK失敗。サビオラ、アイマール、メッシをベンチに置いておく、宝の持ち腐れ。ボールポゼッションで守るという哲学はどこへやら。自分達のサッカー捨てちゃ勝てないよ。
リケルメの中心のチームをずっと作ってきて、そのリケルメが不調なので切ったら、代わりのオプションを有していない。それがメッシと思って期待していたけれど、ペッケルマンはそういうつもりはなかったようだ。世界最高峰の総戦力、特に控えに魅惑のアタッカー陣を有していて、最後になって有効に使えなかったのは大ミス。メッシ使わないまま負けるのはアホだろ。
アルゼンチンが負けるとしたら、コンフェデ決勝ブラジル戦のように圧倒的個人技にやられるか、リケルメ中心の限界が出る試合展開と思ってたけど、今日はそれ以前の問題だった。リケルメと心中する事すら選ばず、ボールキープで主導権を握って逃げ切る事を捨て、アルゼンチンらしくない守備固めに出て敗れ去った。サネッティ*1、デミチェリス、サムエルを外すメンバー選考から疑問符だらけだったし、ペッケルマンはやはり信用ならん。
ドイツはよくやりましたよ。この戦力でベスト4は大成功でしょう。2年前のEURO大惨敗から、攻撃的なサッカーでドイツを生まれ変わらせたクリンスマンは見事。攻撃的な采配も、相手のチキン監督とは対照的に光った。MOMは1ゴール、そして相手GKも潰したクローゼですね。レーマンも。それにしても開催国パワーはやっぱ凄いな。戦力的に優勝するとはまだ思えんけど、これで勢いに乗ってしまった感はある。
