プレスのタイミング

28日に行われた紅白戦で、攻撃に厚みを持たせたいMF中田英寿(29)らと、まずは守備に重きを置くDF宮本恒靖(29)らの意見が対立。練習後には選手全員が自主的に話し合いを持ったが最後まで結論は出なかった。最終ラインを上げるのか、下げるのか――。http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/05/30/01.html

ドイツ・ボン市内で合宿を行っているサッカー日本代表は28日、45分×1本の紅白戦を行った。1-0で控え組に勝利した主力組だが、内容はチグハグ。FW高原直泰(26)ら攻撃陣が、ラインを下げすぎる守備陣に苦言を呈したが、守備陣はこれに反発。30日(日本時間31日未明)に行われるドイツ戦に向け、内紛ぼっ発の危機が生じた。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20060530-00000016-spnavi_ot-spo.html

とりあえず、相変わらずの日本のプレス・タイミングの位置問題について。なんか4年間ずっとこの問題が堂々巡りしていて、今さら蒸し返して語る気は起きなかったり。試合中に状況に応じて判断するのは選手だけど、選手達だけでは意思統一出来ないなら、監督が責任もってある程度のコンセプトを決める必要があると思うけどね。この時期までプレッシングとラインコントロールの連動性において初歩的な問題で揉めているのはどうかと。
クロアチアテストマッチを見ると、DF陣は足下巧くないのに繋ぎたがるから、ある程度前から獲りに行くのが有効だと思う*1まあ状況次第ですが。
とにかく前線や中田が果敢に前からボール奪取しに行って、DF陣はラインを下げてリトリートするなんていう、前後分断して中盤の間延びを助長させるのだけは止めて欲しい。リスクを抑えて引くにしても、前からプレスを掛けるにしても、とにかくチームとして統一して欲しい。プレスとラインコントロールとの連動性は生命線ですよ。

*1:中盤では足下下手なトゥドルと、テクとパスセンス以外は凡庸なクラニチャルがボールの奪い所。試合中消えまくるクラニチャルより、控えの最年少モドリッチの方が怖いと思ったり。