リッピ

優勝候補の前評判もセリエAのスキャンダル問題に悩まされるイタリア代表。WC落選メンバーによるB代表です。あくまでお遊び企画なので、細かい怪我人は無視の方向で。

  • 候補メンバー

GK:デ・サンクティス(ウディネーゼ)、アッビアーティ(ユベントス)、クディチーニ(チェルシー)

DF:ダイネッリ(フィオレンティーナ)、ディロレート(フィオレンティーナ)、シビーリャ(ラッツィオ)、ボネーラ(パルマ)、パスクアル(ファイオレンティーナ)、パヌッチ(ローマ)、カッセッティ(レッチェ)、ファバッリ(インテル)、モレッティ(バレンシア)

MF:フィオーレ(フィオレンティーナ)、マルキオンニ(パルマ)、フォッジャ(アスコリ)、セミオーリ(キエーボ)、マウリ(ラツィオ)、ディアーナ(サンプドリア)、ブーシェ(エンポリ)、リベラーニ(ラツィオ)、ヴォルピ(サンプドリア)、コリーニ(パレルモ)、ジュンティ(キエーボ)、アクイラーニ(ローマ)、ブロッキ(フィオレンティーナ)

FW:ルカレッリ(リボルノ)、タバーノ(エンポリ)、コッラーディ(パルマ)、カラッチョーロ(パレルモ)、ディ・ミケーレ(パレルモ)、ディ・ナターレ(ウディネーゼ)、ボナッツォーリ(サンプドリア)、キエーザ(シエナ)、ロッキ(ラッツィオ)、エスポージト(カリアリ)、ミッコリ(ベンフィカ)、ディバイオ(モナコ)、モンテッラ(ローマ)、カッサーノ(レアル・マドリー)

全体的な選手層は世界屈指だけど、傑出した選手は順当にA代表入りしているので小粒なメンバー構成になりそう。層が厚いポジションはGK、SB、FW。MFもそこそこ。CBは深刻な人材不足。A代表も含めて有力選手の平均年齢が高いので、4年後はかなり苦労しそうだ。今大会を逃せば、当分の間は国際タイトルから無縁になると思う。まあイタリア人は遅咲きが多いので分からないけどね。無印選手が突然急成長する。

リッピの選考に隙は少ないので、他国に比べてどうしても無理のあるチーム編成になってしまう。特にCB。

        ルカレッリ タバーノ


 フィオーレ             マルキオンニ
        ブロッキ  リベラーニ


パククワル                パヌッチ
       ダイネッリ  ディロレート


         デ・サンクティス

今シーズンの調子・活躍度を重視したチーム。セリエAで4位に躍進したヴィオラ中心。それなりに粒揃い。ただセリエAは上位と下位との差がありすぎるので、リーグ戦での活躍が国際舞台で再現できるかは未知数。CBは他の強豪国B代表に比べると見劣る。

  • 選考

2トップは今シーズンセリエAで19得点、イタリア人得点ランク2位のタバーノとルカテッリを順当に選出。これだけリーグ戦でゴール量産しても落選してしまうように、イタリア人FWの層は異常に厚い。ビッグネームも落選者多数。
ただ傑出した若手は見当たらない。4年後はWCメンバーのジラ、そしてカッサーノの復活に期待が懸かる。他はまだ未知数すぎるけど、ローマに今季16歳でセリエAデビューしたオカカ。身体能力抜群の黒人選手。ユース時代にイングランドへ青田買いされて、リザーブで得点量産中のルポリ(アーセナル)とロッシ(マンU)も評判が良い。個人的には万能型のパッツィーニが好き。サンプのフォーティもインパクトあったけど、あまり出番がなかったね。

OMF。いわゆるトレクァレスタです。ここはヴィオラで復活したフィオーレかな。左に置いたけど。コッツァ(レッジーナ)、モルフェオ(パルマ)、ロカテッリ(シエナ)も良いけど、プロビンチア限定ファンタジスタと思うので選外。フラーキ(サンプドリア)、ヴァンヌッキ(エンポリ)実力者だけど少し物足りない。若手ならヴィオラモントリーヴォが北京世代では有望だけど、同じアトランタユース出身のモルフェオやロカテッリの系譜を継ぐ、波の激しいプロビンチア・ファンタジスタになりそうな予感。個人的にこういう選手は好きだけどね。

SHは割と粒揃いだけど、リッピ・アズーリはSHを重用しないシステムなので有力選手は皆落選した。右サイドはセミオーリと迷ったけど、パルマでの活躍で来季からユーベ加入が内定したマルキオンニ。傑出した左SHは見当たらないので、万能型MFのフィオーレをコンバート。4年後期待の若手ではスピードとテクニックを兼備したフォッジャかな。まあ今後イタリアがサイド重視するシステムを重用するとは思えないので道は険しそう。

CMF。ダブルボランチは守備的タイプがヴィオラで再生したブロッキ、展開タイプがヴィオラ移籍が決まったリベラーニ。4年後の有望株はローマで急成長中のアクイラーニヴィオラのドナデル。まあ最右翼はWCメンバーのデ・ロッシでしょうね。

SBは豊作。左は正確なクロスでトニの得点王をアシストしたパスクワル。4年後の左SB候補筆頭。右はリッピとの不仲で選考外も、安定感なら依然イタリア屈指のパヌッチ。若手有望株はユーベで伸び悩むもスケールの大きなキエッリーニ、そのユーベでキエを凌駕したバルザレッティレッチェのルッロと、世界的に人材難の左SBに有望株が多い。左のモレッティ、右のボネーラのアテネ組みにもまだチャンスあるかな。

CBは目ぼしい選手がいないので、ヴィオラの主要CBコンビをそのまま据える。イタリアの守備はネスタカンナバーロ以後がヤバイ。若手ではコーダ(エンポリ)、カニーニ(カリアリ)、モッタ(ウディネーゼ)、ボボ(ローマ)が有望視されている。スクルトキエーボ)も名前が良いね。守備力上がりそう。

GKは粒揃い。ただブッフォンの牙城が高すぎるので当分の間は他のGKに代表レギュラーのチャンスは来ないでしょう。若手ならWCメンバーのアメリアかな。ローマ期待のクルチも伸び悩んじゃったし。

           ヴィエリ
   ディバイオ       カッサーノ


     アンブロジーニ  ブラージ
           ザネッティ
ファバッリ                パヌッチ
       マルディーニ コスタクルタ


             トルド

旬は過ぎた感のある選手を集めて、経験・実績とネームバリュー重視チームも編成。監督はフリーのトラップで、攻撃は前線の3人頼みの前時代的なカウンターサッカー。現時点ではかなり無理あるけど、各選手の怪我が治ってコンディションが万全ならかなり強そうだ。ポテンシャルと実績は抜群の3トップ、ビッグクラブでの渋い実績がある守備的3センター、守備陣も歴戦の勇者。うーん、連戦に耐えられそうもない。2年位前なら大半の選手の調子がまだ良かったのにね。

とにかくイタリアは今後の世代交代にかなり苦労するでしょうね。