WC登録メンバー

GK
土肥洋一 1973.07.25 184cm 84kg FC東京
川口能活 1975.08.15 179cm 78kg ジュビロ磐田
楢崎正剛 1976.04.15 185cm 76kg 名古屋グランパスエイト
DF
田中誠 1975.08.08 178cm 74kg ジュビロ磐田
宮本恒靖 1977.02.07 176cm 72kg ガンバ大阪
三都主アレサンドロ 1977.07.20 178cm 69kg 浦和レッズ

坪井慶介 1979.09.16 179cm 67kg 浦和レッズ
中澤佑二 1978.02.25 187cm 78kg 横浜F・マリノス
駒野友一 1981.07.25 171cm 73kg サンフレッチェ広島
MF
福西崇史 1976.09.01 181cm 77kg ジュビロ磐田
小笠原満男 1979.04.05 173cm 72kg 鹿島アントラーズ
小野伸二 1979.09.27 175cm 74kg 浦和レッズ
中田浩二 1979.07.09 182cm 74kg FCバーゼル
中田英寿 1977.01.22 175cm 72kg ボルトン
中村俊輔 1978.06.24 178cm 73kg セルティック
稲本潤一 1979.09.18 181cm 75kg ウェスト・ブロムウィッチ
遠藤保仁 1980.01.28 178cm 75kg ガンバ大阪
FW
玉田圭司 1980.04.11 173cm 63kg 名古屋グランパスエイト
柳沢敦 1977.05.27 177cm 75kg 鹿島アントラーズ
高原直泰 1979.06.04 180cm 77kg ハンブルガーSV
大黒将志 1980.05.04 177cm 74kg グルノーブル
巻誠一郎 1980.08.07 184cm 81kg ジェフ千葉


FWで巻がメンバー入り、久保が落選した。これがジーコの傾向からすると唯一意外だった選出。ジーコも世界中の代表監督同様、攻撃陣だけは現在の勢いを多少重視した模様。柳沢、久保と怪我持ちを2人とも選ぶリスクを嫌ったのかな。2人の比較では柳沢が重視されたと。

久保はキリンカップ云々ではなく、最近のJリーグでも全然活躍していなかった*1。今現在の調子を考慮すれば、久保の落選も好調な巻の選出も不思議ではない。

ただジーコは体調万全でないアメリカ遠征でも久保を使い続けていたので、ポテンシャルに賭けて一ヵ月後の復活を期待していると思っていた。貢献度も上位なので、このタイミングでの落選は正直意外。ポテンシャルは誰もが認めるところだろうし、これは意見が分かれる所でしょう。自分もこれで正しかったのかは分からない。


それ以外は順当に実績が重視された。選ばれた選手は勿論、落ちた選手も頑張って欲しいです。柳沢も怪我を完治させて万全の体調でWCを迎えて欲しい。とにかくこれ以上怪我人だけは出ませんように。川口、マコ、福西も頑張って。


結局「アテネ経由、ドイツ行き」は駒野一人か。まさか駒野だけがWCに行く事になるとは、2年前は想像も出来なかった。最年少が24歳。WC後の世代交代は大変そうだ。ちなみに4年前の2002年は23人中12人がシドニー世代(77年1月〜)だった。


昨日の予想からは「久保→巻」の一つだけが外れた。もう一人だけ貢献度除外で選んで欲しい選手がいたんだが。以下はただの愚痴。

  • 松井について

松井が外れた……。当落線上の中では一番入って欲しかった選手だったので、個人的にはもの凄く残念。

パサーばかりの中盤で、ドリブラー兼チャンスメイカーである松井は貴重なオプションになると今でも思う。先日の引いて守られたスコットランド戦でも、パスワークによるポゼッションは出来ていても、どこかボールを持たされているような閉塞感が漂っていて、結局は崩し切れなかった。ドリブルによる局面打開力の必要性が如実に現れていた試合だったと思う。4年後のことを考える意味でも次世代枠で入れて欲しかった。

松井が誰との比較で外されたのかは微妙だけど、他のMF陣というより、ジーコドリブラー兼チャンスメイカーという枠で玉田*2の貢献度を重視したんでしょうね。ゆえにFW枠が5枠と2トップにしては多め。

選出メンバーは中盤にボランチのできる選手が多すぎる*3印象だけど、ジーコの信頼度からすると序列を覆せる選手は見当たらない。この取捨選択は納得いかないけど、権限があるのはジーコだけなので仕方がないか。アタッカー陣で唯一のドリブラー*4として玉田にかかる期待は大きい。スコットランド船での出来ではWCは厳しいので奮起に期待。

リーグ・アンでの活躍を継続して見てきて、今シーズン一番サプライズを与えてくれた日本人選手が松井だった。京都の時のイメージから*5、まさかフランス一部でこんなに活躍できるとは思わなかった。定評のあったオン・ザ・ボールでのスキルだけでなく、オフ・ザ・ボールの質、運動量、守備意識の向上など、トータルでの成長振りには驚かされた。

Jリーグとは桁違い、下手すれば中堅国との代表マッチよりレベルの高い環境で、並み居る有名選手の中で月刊MVPにも輝いて*6、アシストランク上位にも名を連ねる活躍は誇れると思う。年齢的にも次もあるだろうから、これにめげずに頑張って欲しいです。まだまだこれから。

*1:ゴールが決まらないとかではなく、腰に不安があるのかまともに競りにすらいけないシーンも目立っていた。

*2:決定力を期待しているのなら今年PK1点のみのFWは選ばないはず。それよりドリブルからのチャンスメイクをジーコは期待していると思う。

*3:DF登録の中田コも含めると

*4:アレックスは恐らく左SB起用なので、まずはアタッカーではなくDFとして頑張ってもらいたい。

*5:一昨年のリーグ2は日本で放映されていないので未見。

*6:参考までに、あのリヨンのジュニーニョでさえ今シーズンは一度も受賞していない。それくらい難しい。