ジーコ会見

――本大会までは、テストなのか、チームの熟成なのか、どちらに比率を多く置いてチームを作っていくのでしょうか?
ジーコ W杯前の最後の期間なので、個人のテストは必要ありません。若いメンバーの中で、アピールや彼らが持っているものをいかに生かせるかを見る意味では、試合を大切にしていきたいと考えています。

――W杯に向けて、2月28日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で平山選手を招集する考えはありますか?

ジーコ 最近の彼の活躍には興味を持って見ています。海外で活躍している選手の苦労も知っているし、結果も出していることは喜ばしことだと思います。ただし、代表にいつ招集するか、W杯までにチャンスがあるかということですが、チャンスは全員に均等に与えています。若い選手に対しては、彼の精神状態を含めて、いつどのタイミングなのか、もう少し見る必要があると思います。彼が最近得点しているからといって投入して、彼がそこで挫折してしまったら、日本にとって多大な損害というか、優秀な選手を失ってしまうことにもなりかねないので、じっくりと考えていきたい。周りの選手との連係やいろいろなことを考えながら代表チームを構成していくのが自分の考えなので、今まで貢献してきた選手が最近結果が出ていないからといって切ってしまうことはしません。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200601/at00007492.html

新戦力の抜擢の可能性は低そうだ。この調子ではいくら活躍しようが平山の招集も難しそうだ。本戦メンバーに選ぶかはともかく、活躍している選手にチャンスを与えるのは当然だと思うんだが。
特にFWは他ポジションに比べて旬な選手が求められると思う。過去のWCでは、イタリアのスキラッチのように直前で召集されて本大会で得点王になった選手だっているわけだし。ユース選手を予選から抜擢して、ある程度の目処が立つまでまで育てたファンバステンクリンスマンを少しは見習って欲しい。もう遅いけど。