他クラブ

J1大宮は14日、J2東京VからMF小林大悟(22)を獲得したと発表した。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060114-00000047-kyodo_sp-spo.html

大宮が小林慶に続いて小林大吾という、ヴェルディの中盤の中核を二人も獲得。移籍金は相当高額と予想される。金持ちですな。
この二人に、大宮の中心選手である藤本を併用すると、組織サッカーを維持するためのバランスはかなり難しくなりそう。この3人はポゼッションサッカーでこそ持ち味が最大限活かせる選手だけど、去年の大宮は正反対ともいえるリアクション的なカウンターサッカー。この大型補強が今日と出るか吉と出るか。三浦監督の腕の見せ所。
大吾自体は日本でも有数のテクニカル型MF。年齢的にも若くてまだ伸び代があるし、有望な若手の少ない大宮をこれから背負って立つ存在になっていくと思う。ヴェルディがJ2降格した時には1年で昇格させるような事をいっていたので、すんなり移籍してしまうのは少し意外。傭兵タイプの選手なのかしら。
ヴェルディにとっては一番痛い放出かもしれない。移籍金も相当高かっただろうから、ヴェルディはこの移籍金を有効活用することこそが重要。大橋が覚醒すれば優劣ないと思うけど。ブラジルには彼ら以上のMFなんていくらでもいるだろうし。

この度、浦和レッズフェイエノールト(オランダ)のMF 小野伸二選手(26歳)と浦和レッズへの復帰について合意し、仮契約を結びました。今月末に実施するメディカルチェック終了後に正式契約となります。
http://www.urawa-reds.co.jp/

小野がまさかの国内復帰。完全移籍の3年契約で移籍金は250万ユーロ(約3億4500万円)。年俸はJリーグで日本人最高となる1億8000万円で仮契約。この移籍金と同額程度で欧州復帰するには、WCでの相当な活躍が求められる。それにしても今オフのレッズの大型補強は凄すぎる。

    シトン

アレ  ポンテ  永井

 長谷部 啓太 小野  

 堀の内 闘莉王 坪井 

     都築

黒部、相馬、山田といった代表クラスの選手が控えという豪華布陣。この陣容なら4バックもいける。

     シトン

 アレ  ポンテ   永井

    長谷部 小野

相馬 闘莉王 坪井 山田

      都築

これに田中達也が復帰したら一体どうなるんだろう。これはJリーグレベルでは反則クラスの戦力。日本代表より強そう。ヴェルディの代わりにACLに出て欲しかった。というか今からでも辞退した方が良いと思うよ。


J2に降格した柏の日本代表FW玉田圭司(25)の名古屋入りが12日、濃厚となった。代理人の糀(こうじ)正勝氏が柏と交渉し、名古屋からオファーがあったことを明かした。清水、大宮も獲得に乗り出していたが、玉田は名古屋入りを希望していた。外国人FW獲得に難航していた名古屋が方針を変えたことで、一気に話が進展した。今週中にも交渉を行い、来週中に合意に達する見込みだ。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-060113-0003.html

遂にオフの主役・名古屋が動き出した。補強ターゲットは当初外人FWだったのに、玉田が市場に出た見逃さず急遽方針転換したというのも名古屋らしい。玉田に3億を出せるクラブは名古屋のほかにいないでしょう。

他の玉田を狙っているクラブにしても、大宮は吉原、桜井とスピードのあるアタッカーは豊富だし、清水にもマルキーニョスがいる。それ以前に清水には金がない。
その点、名古屋はウェズレイマルケスルイゾンの3人がシーズン中に退団してFWの柱が不在だし、若手日本人FWはまだまだ経験不足。資金的にも有利だし、名古屋で決まりでしょうかね。

J2に降格した柏の日本代表FW玉田圭司(25)の争奪戦に、横浜Mが参戦する可能性が13日、浮上した。複数のJクラブ関係者が明かした。すでに名古屋、清水、大宮などが獲得に乗り出しており、近日中にも移籍先が決定すると見られる。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/jan/o20060113_40.htm

真打登場か。マリノスも資金的には玉田獲得への障害は少ない。マリノスは久保、グラウ、坂田、大島とFWの駒は豊富だけど、久保以外のFWに決定打はなく、その久保にしても怪我に弱い。
ただ玉田にとってはレギュラーが確実な名古屋の方が良さそう。マリノスもユース出身の坂田を育てた方が良いでしょ。

Jリーグ連覇を目指すG大阪は13日、J1のF東京から日本代表DFの加地亮(26)、J1大分からはFWマグノアウベス(30)を獲得したと発表した。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060113-00000030-kyodo_sp-spo.html

J2の柏は12日、元日本代表のMF明神智和(27)がJ1のG大阪に完全移籍することが決まったと発表した。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060112-00000100-jij-spo.html

ガンバの大型補強完遂。ACLに向けて準備は順調のようだ。

      マグノ
   バンド   フェル

家長           加地

    遠藤  明神

  手島 宮本 シジクレイ

      藤ヶ谷

強力布陣。二川や山口が控えになるかの知れないというのはかなり豪華。
大黒とアラウ離脱の穴は埋められないだろうけど、バンドとマグノの加入でダメージは最小限。特にマグノとガンバの相性は良さそう。フェルナンジーニョとのテクニカル・コンビは脅威だ。
そして明神、加地と代表クラスの選手も加入。これで層の薄くなった右サイドは万全だし、ボランチの層も厚くなった。司令塔の遠藤は不動だとして、橋本と明神の黒子役争いは熾烈を極めそう。


片や東京、加地が抜けた事は確かに痛いけど、大卒目玉選手の徳永が新加入してるのでダメージは最小限。むしろポテンシャルでは徳永の方が上だと思うし、加地の移籍金もたんまり手に入った*1。これを更なる強化資金に回せれば、昨年より強いクラブが作れる可能性を秘めている。イタリア移籍が噂される今野の残留が絶対条件ですが。

加地の穴が埋められる東京と違い、柏にとって明神の穴は簡単には埋められない。戦力としても主軸であり、チームの精神的支柱であり、ユース出身の生え抜き選手。気の利いた中盤での守備はJ1トップクラス。ボランチには若手有望株がいるけど、ここは若手育成というより、有能な外人助っ人の補強でしか穴は埋められなそう。

J1の大宮は13日、J2に降格した柏のDF土屋征夫が移籍加入すると発表した。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060113-00000093-jij-spo.html

J1の大宮は12日、J2柏から元日本代表のDF波戸康広(29)を完全移籍で獲得したと発表した。波戸は昨シーズン、リーグ戦30試合に出場した。 
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060112-00000172-jij-spo.html

降格により高年俸のベテラン選手は当然のように移籍。二人とも外様の選手だし、これは致し方ないでしょうな。DFリーダー格の二人の放出は痛いけど、前向きに若手育成路線に切り替えるしかない。
昨年昇格したばかりの新興チーム大宮にとっては、経験豊富なDFの補強は大きい。鳩は層の薄いSBのレギュラーとして、土屋はCBとしての起用が予想される。二人とも対人能力はJトップクラス、土屋の高さと鳩のスピードは大宮の大きな武器になりそう。土屋は埼玉ダービーで大ブーイング浴びそうですな。
ただ大宮は選手を入れ替えすぎの様な気もする。大宮はチーム一丸となった組織力で勝負してきたチームだから、連係がままならないシーズン序盤は思いのほか苦労する可能性がある。フィットしたら脅威だが。
残る補強ターゲットは小林大吾とマルティネスか。大吾は水面下で争奪戦が行われていそう。マリノスは大橋獲られて黙ってないだろうし。

J2に降格した柏は13日、FW矢野貴章とDF永田充がJ1の新潟へ移籍すると発表した。 
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060113-00000126-jij-spo.html

矢野と永田は柏のこれからを背負って立っていくはずの若手有望株。特に永田は将来の日本代表候補の一人。これは柏にとって滅茶苦茶痛い。降格によって高年俸のベテランや代表クラスの選手が出て行くならまだしも、これからという若手有望株まで出て行ってしまうとは、柏の内部はかなり重症のようだ。
逆に、有望な若手日本人選手が少なかった新潟にとっては効果的な補強。DFリーダー菊地が抜けた穴はは永田の加入で最小限に押さえられそう。本職ボランチの菊地がCBとして傑出していた新潟のDFレベルの中では、永田も思いのほか際立って見えそう。
二人とも若手だから移籍係数の関係上移籍金は安くないだろうに、難なく二人とも獲得してしまう新潟は侮れない。永田は相当高かったと思うけど、Jトップクラスの集客力の賜物ですかね。菊地が獲られなくて本当に良かったよ。

J1の川崎は12日、J2に降格した柏のMF茂原岳人を1年間の期限付き移籍で獲得したと発表した。昨年はJ1広島に期限付きで在籍した。 
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060112-00000111-jij-spo.html

恩師ノブリン就任でてっきり柏に出戻ると思っていた。これは柏にとって誤算なのでは。選手層に課題のある川崎にとっては効果的な補強。これで昨年のように谷口*2が故障しても、ボランチのダメージは最小限で食い止められる。

J1の名古屋は12日、新外国人選手としてスロバキア人のDFマレク・スピラール(30)の加入を発表した。191センチの長身。今季、ブルージュ(ベルギー)の一員として欧州チャンピオンズリーグに出場した。スロバキア代表歴は30試合。 
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060112-00000131-jij-spo.html

あまり印象に残っていないけど、CL出場クラブのレギュラークラスなら実力は間違いないでしょう。秋田、古賀、増川も一長一短なので、この経験豊富な選手がDFリーダーとな可能性は高そう。環境にフィットできさえすれば大きな戦力になると思う。長身選手が揃う制空権争いはかなり脅威だ。

J2東京Vは10日、神戸のMF菅原智(29)C大阪のMF広山望(28)柏のMF大野敏隆(27)大分のFW木島良輔(26)清水のGK黒河貴矢(24)大宮のMF金沢慎(22)ら8選手とユースチームから昇格する3選手の計11選手の新加入を発表した。 柱谷哲二コーチ(41)と、日本代表でもフィジカルコーチを務めたブラジル人のフラビオ・フィジカルコーチ(56)、菊池新吉GKコーチ(38)の就任も決まった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060110-00000069-kyodo_sp-spo.html

選手大量離脱中のヴェルディが大量補強。主力の離脱はともかくとして、補強自体はなかなのもの。フィジコも優秀。極端な読売コーチ路線はギャンブルだと思うが。
上記では「ら」で済まされているが、マリノス大橋正博ヴェルディに完全移籍。この選手は一時マリノスでもレギュラーとしてプレーしていたくらいだし、更なる出場機会を求めて移籍するにしても、今さらJ2で修行するレベルの選手ではないと思っていたので、ヴェルディへの移籍はかなり意外。
これでマリノスは更なる大物補強に乗り出すのか、若手育成路線にするのか。出来ればもう少し後藤と狩野に出番を与えて欲しいんだが。この二人は、Jリーグでも出場機会を得ている同世代で同じテクニカル型OMFの船谷や赤星より高校年代時に評価が高かった選手なので*3、ここまで出場機会がないままなのは少し残念。やはり選手層の厚いマリノスで出番を得るのは並大抵の事ではないのかな。

福岡は10日、鹿島DF金古聖司(25)神戸GK岩丸史也(24)が2月1日から1年間の期限付き移籍C大阪のMF布部陽功(32)MF久藤清一(31)が完全移籍で加入することを発表した。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/f-sc-tp0-060110-0030.html

これで福岡のDFラインは東福岡ライン。布部と工藤の補強も大きい。というかセレッソは工藤出して大丈夫なのかな。右サイドとしては河村より工藤の方が数段上だと思うが。この二人はジュビロの功労者なので頑張ってもらいたい。

C大阪は10日、新外国人選手としてサンカエターノのブラジル人MFピンゴ(25)を獲得したと発表した。代表歴はないがボランチ、右サイドもできる万能選手で、退団したMFファビーニョの穴を埋める存在として期待される。
http://osaka.nikkansports.com/osc/p-ot-tp3-060111-0011.html

ファビーニョの穴埋めと。ブラジルでも実績はなかなかのものだし、下村とのダブルボランチは成熟されればおもしろそう。
このダブルボランチに、レンタル移籍した河村は割って入る事ができるんだろうか。レンタル修行させたいならジュビロより下位のクラブに移籍させれば良かったのに。

東京は10日、U−20(20歳以下)日本代表で昨年のワールドユース選手権メンバーだった阪南大MF伊野波雅彦(20)の加入を発表した。鹿児島実時代の03年度高校選手権で4強に入り、大学では一昨年に関西学生リーグ新人賞を受賞した。昨年のユニバーシアードイズミル大会の優勝メンバーでもあり、豊富な運動量と正確なキックが持ち味のボランチ
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/f-sc-tp0-060110-0028.html

大熊ルートなのか、ユニバ代表を大学卒業前にいち早くゲット。今野の移籍を見越してかな。東京はユニバ優勝メンバーを大量補強。この新人スカウトの優秀さは見習ってもらいたい。
強豪なしのノーマーク選手の補強も良いけど、目玉選手も狙っていこうよ。来年は伊藤翔*4野州の乾も評価を上げたね。

*1:加地はまだ若いので移籍金はかなり高額と予想される

*2:熱心なJリーグファン以外には無名だろうけど、北京五輪のレギュラーDMF候補一番手だと思う。WYに連れて行かなかった大熊の選択が謎だった。守備的ボランチには当時大学生の伊野波を連れて行って出番なし、その伊野波は今年、大熊が強化部にいるFC東京に加入。何か匂うな。

*3:後藤は高校選手権では最も目立っていたOMF、狩野はプロ入りメンバー8人を擁して国体制覇した静岡選抜の中心選手

*4:現高2のFWは優秀な選手が多い。高校選手権でないから無名だけど、清水ユースの長沢、マリノスユースの斎藤、ガンバユースの星原とか。