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この度、アルビレックス新潟期限付き移籍しておりました菊地直哉選手(MF)が、契約満了にともない、ジュビロ磐田へ復帰することが決まりましたのでお知らせ致します。
http://www.jubilo-iwata.co.jp/news/2005/1228_1jju.php

ようやく復帰が決定して一安心。そもそもレンタル移籍させる事自体が不可解だった。ユーティリティのある即戦力を何の見返りもなしに放出して*1、終盤に怪我人過多で苦しんだ過ちを二度と繰り返さないで欲しい。代表選手の多さや名波の膝の状態を考えれば、あの程度の事は予想できたはず。フロントは見通しが甘すぎ。

これで守備的なポジションを補強する必要はなくなった*2。新潟でのプレーを見れば、ジュビロでも普通にレギュラークラスとしてやっていけるのは間違いない。菊地は海外志向が強いので、早めに契約年数を延長しておきたい。移籍させるにしてもフリーでは駄目。

懸念があるとしたら、今度また監督が干した時には本気で移籍希望してしまいそうな事。ジンギュはいずれフリー移籍で帰国してしまいそうだから、優先的に菊地を起用した方が良い。服部や茶野とも十分競える。ユーティリティ性もあるのでベンチにも入れないのはありえない。監督にはまともな選手起用をお願いしたい。

この度、大分トリニータ期限付き移籍しておりました上本大海選手(DF)の、大分トリニータへの完全移籍が決定しましたのでお知らせ致します。
http://www.jubilo-iwata.co.jp/news/2005/1227_1koj.php

こうしてまた将来有望な若手が放出されてしまう。悪癖であるポカミスはまだ目立つとはいえ、シャムスカ意向の好調大分では出場機会を確保していた。移籍金を満額もらえたならまだしも、レンタル後という状況、そして大分の財政を考えれば格安の移籍金のはず。こちらに何かメリットはあるんだろうか。
上本をあげるのなら、こちらも代わりに見返りを求める必要がある。+金銭で同ポジションの深谷や移籍濃厚なマグノ・アウベスを獲るとか、西川や福元の将来的な優先交渉権を獲得するとか、フロントには自クラブの利益になるような交渉をして欲しい。欧州の強豪クラブはみな交渉上手。モッジが欲しい。
ジュビロには、金沢、箕輪、藤田健、倉貫と、他クラブで主力として活躍している選手を格安で放出してきた過去がある。それゆえ生じた中堅選手不在という極端な年齢区分。状況的に仕方なかったとはいえ、奥の移籍金もレンタルを挟んだため安すぎた。フロントはそういう過ちへの反省はあるんだろうか。数年後に後悔する事がなければいいが。
上本にはぜひ頑張ってもらいたい。ジュビロ戦以外で。健闘を祈ります。

J1広島は27日、J1名古屋からブラジルのクラブに移籍していたFWウェズレイ(33)を、期限付き移籍で獲得したと発表した。契約期間は来年2月1日から7月末まで。
ウェズレイはJ1通算117試合で81得点。一昨年には22ゴールでリーグ得点王となった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20051227-00000079-kyodo_sp-spo.html

117試合で81ゴールというのはとんでもない数字。年齢的な衰えはありそうだけど、それでも水準以上の活躍を見せる可能性は高い。寿人とのコンビは噛み合えば脅威だ。


J1のG大阪は28日、J2に降格する神戸からFW播戸竜二を完全移籍で獲得したと発表した。G大阪には7年ぶりの復帰。今季は故障の影響で2得点に終わったが、昨季は日本人2位となる17得点をマークした。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20051228-00000096-jij-spo.html

大黒の穴は播戸で埋めると。あとはアラウージョの穴をマグノ・アウベスで埋めれば攻撃陣にある程度の計算は出来る。加地や手島なども獲得濃厚なようだし、ACLに向けてある程度の見通しが立ちそうな感じ。

J1の川崎は27日、来季からJ2に降格する東京VのDF米山篤志を完全移籍で獲得したと発表した。米山は今季リーグ戦で23試合、ナビスコ杯は2試合に出場した。 
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20051227-00000056-jij-spo.html

川崎は井川もレンタルで獲得したし、これで守備的なポジションの層はかなり厚くなった。箕輪、伊藤、寺田の屈強なDF陣に割って入るのは簡単ではないだろうけど、米山はまた違った特色のある選手。高精度のフィードを活かせれば、川崎のビルドアップからの攻めてが広がりそう。

浦和とC大阪が獲得に向けてオファーを出していた大分のアテネ五輪代表FW高松大樹(24)が、来季も大分に残留することが28日までに決定的になった。移籍か残留かで迷っていた高松本人が残留で意思を固めていることが同日、明らかになったもの。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/dec/o20051228_40.htm

大分は財政的に高松かマグノ・アウベスのどちらかを放出しないと厳しそうだから、高松が残留するならマグノ・アウベスの移籍は濃厚なのかもしれない。

来季の補強選手としてDF相馬崇人(24)=東京V=をリストアップしていた横浜Mが、クラブに対しオファーを出したことが28日までに分かった。
横浜Mは選手層の手薄なサイドの切り札として大きく期待しており、完全移籍での獲得を目指している。左サイドのスペシャリストに関してはすでに浦和も獲得に乗り出す構えを見せており、東京Vラモス瑠偉新監督(48)が同選手の残留を強く希望している。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/dec/o20051228_50.htm

予想通り相馬争奪戦が勃発している模様。確かに代表入りがネックになるJ2でプレーするレベルの選手ではない。
でもマリノスにはドゥトラがいるし、レッズにはサントスがいるので、レギュラーとしてプレーできる保障はない。ただ将来的なことも考えれば両チームとも欲しいんでしょう。もし村井を獲得していなかったら、ジュビロにもぜひ欲しいと思ったでしょうな。
ところで小林大吾はどうなっているんだろう。彼も相馬に負けず劣らずの争奪戦が起きる逸材だと思うんだが。有望な司令塔不在のクラブにとっては、喉から手が出るほど欲しいはず。ラモス効果で残留濃厚なのかな。年俸大幅ダウンの山田の行方も気になるところ。

*1:せっかく即戦力を貸すんだから、こちらも代わりの選手をレンタルしてもらったり、主力選手の優先交渉権を獲得するとか、フロントにはそういう駆け引きをしてもらいたい。慈善事業ではないんだから、同一リーグのクラブを助ける必然性は何もない。例えば手薄なサイドのバックアップとして鈴木や海本でも借りてくるとか。今からでも遅くない。

*2:補強必須ポイントは手薄な本職WBのバックアップ。出来れば現有戦力の見本になるような傑出した外国人FWorトップ下。