2005Jリーグアウォーズ
●ベストイレブン
GK 吉田宗弘(C大阪)
DF 田中マルクス闘莉王(浦和)
DF ストヤノフ(千葉)
DF 中澤佑二(横浜FM)
MF 小笠原満男(鹿島)
MF 阿部勇樹(千葉)
MF 遠藤保仁(G大阪)
MF フェルナンジーニョ(G大阪)
MF 古橋達弥(C大阪)
FW アラウージョ(G大阪)
FW 佐藤寿人(広島)●新人王
カレン・ロバート(磐田)
妥当なところに落ち着いたという印象。
最優秀選手賞のアラウージョは文句なし。近年稀に見る傑出した存在だった。その上タイトルまで獲得したら満場一致でしょう。
ベストイレブンは選者によって大きく変わるんだろうけど、最大公約数的なものには納まったかな。個人的にはマリノスの中澤にそこまで良い印象はない。チーム自体も低迷したし、彼の能力を考えればもっと出来るはずなので。
ベストイレブン外では、GKは東京の土肥*1、DFはセレッソのブルーノ・クアドロス、MFはセレッソのファビーニョ、FWは大分のマグノ・アウベスあたりも好印象。シーズン途中に加入したレッズのポンテは、もう少し来日が早かったら選ばれていたと思う。ブンデス仕込みのパフォーマンスはJで傑出していた。
ベストイレブンは3-5-2なのに、本職サイドの選手が一人もいない。やはりサイドの人材不足という日本の特徴が現れている。右なら駒野や太田が良かったと思うけど、ベストイレブンというほどのインパクトはなかったので仕方ないところ。
新人王争いは激戦だった。候補選手の大分の西川、セレッソの前田、ジュビロのカレンというのは近年稀に見るハイレベルな争い。候補漏れにも広島の前俊、ガンバの家長、名古屋の本田、大分の深谷、東京の栗澤と逸材揃い。去年のヴェルディの森本が話題性重視で選ばれたのとは趣が違う。
そんな中でリーグ戦13ゴールを決めたカレンの受賞に異論を挟む余地はないでしょう*2。ゴールという結果だけでなく、守備や味方のためのスペースを作るなどの労を厭わぬ献身的な姿勢も素晴らしかった。ヘッドとシュートが水準以上に巧くなれば20ゴールも夢でない。むしろあのシュート精度で二桁取れたことが驚きともいえる。