徳永、Jリーグ入りへ

バレンシア入りが濃厚とみられていたアテネ五輪代表の早大DF徳永悠平(22)が一転、J1磐田入りすることが5日、ほぼ確実になった。当初は今月からバレンシアの練習に再参加し、即契約締結とみられていたが、評価が予想以上に低く交渉が難航。先月、バレンシアのビクトル・マーケティングディレクターが来日した際にも「1月の移籍は難しい」と獲得に消極的な姿勢を見せていた。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-051206-0003.html

まだ分からんと思うが、可能性が出てきただけで喜ばしい。五輪監督時代のコネが効いたのかな。

徳永の場合、一介の新卒入団選手という枠を超え、即戦力のフリー移籍というイメージ。「将来の海外移籍容認」という条件が気になるが、うちは先例があるので何とかなるでしょう*1。釣られてみるか。

ジュビロの右サイドには太田がいるので要らないという意見もあるようだが、それには全く与しない。まず移籍金0というのが好材料だし、ストッパーもこなせるユーティリティ性も魅力で、鈴木秀人の後継者にもなれる逸材。それに既に川口信男と河村が移籍希望しているため、来シーズンは右の控え不在という可能性もある。層が厚いに越した事はない。

そもそも守備力に優れストッパーもこなせるSBタイプの徳永と、守備はイマイチだが得点力のあるウインガータイプの太田*2では、同じ右サイドの選手でもタイプが違う。例えば4バックにシステム変更すれば共存は可能。山本監督の本来の構想はサイドアタック志向なので、サイドで数的優位を作り易い4バックの方が効率が良い気がする。


来季新入団の目玉選手として注目されていたアテネ五輪代表DF徳永悠平(22)=早大=がF東京に入団することが6日、明らかになった。同日までにクラブ側と大筋合意に達し、7日に正式発表される見通し。スペイン1部のバレンシアから契約を前提とした練習参加を求められていたが、06年ドイツW杯での日本代表入りを目指す徳永は出場機会を優先、土壇場でJリーグ入りを決断した。昨年まで特別指定選手としてお世話になった“古巣”でプロのスタートを切る。

来季新入団の目玉選手として注目されていたアテネ五輪代表DF徳永悠平(22)=早大=がF東京に入団することが6日、明らかになった。同日までにクラブ側と大筋合意に達し、7日に正式発表される見通し。スペイン1部のバレンシアから契約を前提とした練習参加を求められていたが、06年ドイツW杯での日本代表入りを目指す徳永は出場機会を優先、土壇場でJリーグ入りを決断した。昨年まで特別指定選手としてお世話になった“古巣”でプロのスタートを切る。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/dec/o20051206_10.htm

どっちやねん。
これで他クラブに行ったら釣られ損ですな。

  • 徳永が来たら

    カレン(西) 前田(中山)


        成岡(船谷)
村井(西)            太田(徳永)

    名波(船谷) 福西(菊地)


  茶野(服部) マコ(菊地) 秀人(徳永)


           川口

    カレン(西) 前田(中山)


村井(西)             太田(西)

     名波(船谷) 福西(菊地)


服部(村井)            徳永(太田)
      マコ(俊) 秀人(茶野)


           川口

日本人だけにしてもなかなか期待出来る陣容。要所に優秀な助っ人外国人を加えればかなり強力になりそう。カモーン徳永。

  • 山本監督の利点

各方面から散々な評価を受ける山本監督だが、新人スカウト力はかなり優秀。かつては藤田、名波という大卒超目玉選手を2年連続で連れてきたり*3、在学中に進路に迷っていた服部にプロ行きを勧めてちゃっかり磐田に連れてきたり、高校時代無名の福西や秀人の獲得に一枚かんでいたり、Jリーグの某クラブ行きが決定しかけていた当時の目玉FWである高原を説得し、直前で磐田に進路変更させたりなど、数多くの逸話がある。

彼の言葉を字面で見る限りそんな好印象はないが、面と向かって口説かれると説得力が凄いんだろうか。補強眼は別段優れていないけど、狙った選手を説得するのがかなりうまい印象。正否は置いておいて、チェ・ヨンス、村井、茶野も引き抜き成功したわけだし。いずれはスカウト・交渉部門に専念してもらいたいところだが……。

*1:もともと菊地もそんな感じだし

*2:WBでリーグ戦7ゴールは秀逸

*3:本命の名波を獲得するために、まず名波の尊敬する先輩である藤田を口説いたらしい。