優勝争い

<第33節終了時点の順位表>
1位 C大阪 勝ち点58 (+8)得失点差
2位 G大阪 勝ち点57 (+22)
3位 浦和  勝ち点56 (+24)
4位 鹿島  勝ち点56 (+18)
5位 千葉  勝ち点56 (+13)

33試合を終えて勝ち点差2の中に5チームが残るというJリーグ史上最混戦のJ1優勝争い。33試合で首位のチームの勝ち点が58という本命不在だった今年のJリーグ1シーズン制にどのチームも安定性を発揮できず、まだまだリーグとしては未熟といえる。だからこそのおもしろさもあるわけだが。この混戦に贔屓チームがいないのは残念だ。

やはり最終節の主役は地力優勝可能な首位チーム。セレッソがホーム長居で勝てば優勝というと、2000年ファーストステージの川崎戦。惜しくも延長負けを喫し、勝ち点1の差で横浜FMの逆転優勝に終わった。
今回の対戦相手はここ11戦負けなしと好調のFC東京。しかし相手はルーカスが怪我、ササが出場停止とFWの軸を欠く緊急事態。FWの不在は東京が中盤戦に低迷した大きな要因の一つ。セレッソも守りの要であるブルーノ・クアドロス不在とはいえ、有利な状況には間違いない。最大の敵は優勝へのプレッシャーか。

ここ6戦で1勝5敗と、上位陣中で流れは一番悪いチーム。自慢の3トップがなかなか揃わず、中央からの個人技主体の攻撃も手詰まりになっている。初の優勝へのプレッシャーも影響しているか。前節出場停止のアラウージョ、怪我の大黒の最終節復帰が唯一の好材料
相手の川崎は賞金圏内入りを目指して全力で戦うはず。屈強なDF陣と高速アタッカーを最大活用したカウンター戦術は。前傾姿勢のガンバにとって相性は良くない。首尾よく勝ったとても、セレッソが勝てば優勝はなし。今シーズンの主役はガンバだったと思うので、最終節は圧倒的な攻撃力復活に期待したい。

J1トップの得失点差は大きなアドバンテージで、3位ながら優勝の可能性は十分ある。エース格のエメルソン、田中達也をシーズン途中で欠きながら、しぶとく優勝争いに絡んでくるのは地力の証明か。ただ全体的な試合内容は昨シーズンより良くない。ポテンシャルはもっと上のはずで、優勝に相応しい内容を見せていないと思う。残留を決めた新潟は来シーズンを見据えた戦い方をしているので、勝利するのはそう難しくないはず。上位2クラブの動向次第か。

序盤戦は首位を独走した鹿島だが、中盤戦以降は苦しみ、ここ10試合で2勝7分1敗と勝ちきれない試合が続いている。4日後に入れ替え戦出場を控えている柏はメンバーを落とす可能性が高いので、鹿島の絶対有利は間違いない。ただ勝っても上位3チームが引き分け以下でないと優勝は無理。条件は非常に厳しい。

1〜4位のチームが引き分け以下になる事が必要な非常に厳しい優勝条件。逆転優勝は奇跡に近く、とりあえず目の前の試合に勝つしかない。まあ、ただでさえ選手層が薄いジェフが、主力を複数引き抜かれて優勝争いをしているというだけで凄い。逆に引き抜いたクラブは低迷。絶対的な監督力の差を感じる。

J1第34節 13:50 C大阪 vs FC東京 (NHK総合) [LIVE]
J1第34節 14:00 川崎 vs G大阪 <等々力> (BS1) [LIVE]
J1第34節 14:00 新潟 vs 浦和 <新潟ス> (TBSチャンネル, BS-i) [LIVE]
J1第34節 13:55 鹿島 vs 柏 (ch.181) [LIVE]
J1第34節 14:00 千葉 vs 名古屋 <フクアリ> (JSPORTS1) [LIVE]

おもしろそうな展開の試合をザッピングで見るのが部外者の一番美味しいスタンスかも。

磐田vs神戸は再放送でフルでチェックして書く気の起きる試合だった場合のみ書きます。今シーズンのチームと選手個々の総括は個別でやるかもしれない。その場合は好きなチーム・選手だからといって盲信的な評価はせず、できるだけ客観的に評価するつもり。とりあえず山本監督が好きな人は来ないように。
あと「ベストイレブン」、「新人王」、「新たな発見」などの企画も気分しだいでやるつもり。
要望があればそれを優先します。