堂柿龍一がジュビロの練習に参加

さて、気になるジュビロの新人獲得動向。セレッソ大阪特別指定選手にもなっているU―18日本代表候補のMF堂柿龍一関西学院高3年)が3日間の予定でJ1磐田の練習に参加している。ユース代表常連の有望株である。

ここで閑話休題アトレチコ・マドリードには世界最速DFを呼ばれるペレアというコロンビア代表の選手がいる。試合を見ても異常に速い。ロベカルくらいなら軽くぶっちぎるエトーを、スピード勝負で封じ込めるくらい。そんなこと出来るDFはリーガでは彼だけ。

21日付けの地元新聞各紙は、陸上選手で100メートル走世界記録保持者ティム・モンゴメリー(アメリカ)や、元陸上選手カール・ルイスアメリカ)やリロイ・バレルアメリカ)の20メートル走のタイムとペレアのタイムとを比較している。
モンゴメリーは、3秒。カール・ルイスは2秒96。リロイ・バレルは2秒89。そしてペレアは2秒84と、名だたるトップアスリートたちに勝るスピードをペレアは誇っている。

本職の短距離走選手より20m走でのスピードが速いんだから、そりゃサッカー選手の中では目立つわけだ。

そして昨日、ジュビロでも20メートル走測定が行われた模様。そこで並み居るプロを押しのけて堂柿君がトップ。

午前練で毎年恒例の20メートル走測定を実施。例年は単独メニューで測定されていたが、今回はサーキットトレ中に組み込み、試合を想定したデータを測定。5メートルごとに光電管というセンサーが置かれ、細かなデータを収拾した。規定2回のチャレンジで、堂柿が2秒83で最速をマーク。堂柿は50メートル走は自称6秒1か2。

測定方法の違いや誤差はあるにしても、記録的には短距離走選手どころかペレアより速いぞ! 50m走のタイムは飛びぬけたものではないけれど、サッカー選手にとっては20m以内のタイムの方が重要。足の速さがサッカーに直結するかは微妙とはいえ、俄然興味がわいた。これはぜひジュビロに来てもらいたい所だ。
ただしOMFは西、成岡、船谷と層が厚い上に皆80年代生まれと若い。将来的な試合出場機会を考えると、もう少し競争が緩いクラブに行こうとするのが普通。年齢層的には強化指定のセレッソの方が早くチャンスが着そうだが。さて、どうなることやら。