各国リーグ

色々見てるんだけど、いちいち詳細に書く時間がない。簡単に書くか。とりあえず主要チームを数試合一通り見終わったら各チームごとに戦力分析してみるつもり。優勝候補だけね。

アスコリ 1-1 ミラン
インテル 3-0 トレビーゾ
ユベントス 1-0 キエーボ

セリエA開幕。3強はミランだけが取りこぼし。ミランの試合はピッチが酷すぎてサッカーになっていなかった。ユーベは相変わらず手堅く勝ったんでしょう。トレゼゲズラタンの2トップはかなり強力なので、デル・ピエロが常時出場するのは難しそう。まあトレゼゲは怪我しそうだけど。ムトゥ+キエッリーニ+金銭でのトレードが噂されるカッサーノはどうなるんでしょうか。
インテルは補強に成功して今シーズンはかなりやるかもしれない。まあ何度かそう予想されたシーズンはこれまであったけども、尽く期待はずれに終わったので今回も楽観視は出来ないが。絶対的なアドリアーノが怪我をするとやばそう。
とりあえず新戦力の中では右のフィーゴは流石といったところ。衰えたとはいえ、サイドアタッカーとしては、前任者のファン・デル・メイデやゼ・マリアとは格が違うと思う。ただ左サイドのスタンコビッチは純然たるサイドアタッカーとはいえず、どうにもバランスが良くない。彼は本来インサイドハーフの選手。ここはソラーリを使った方が良いと思うが。
そして途中投入されたピサロ。基本的にレジスタなんだけど、他の司令塔に比べて機動力があってドリブルが巧い。これはベーロンからレギュラー奪取するかもね。
試合はアドリアーノが凄すぎた。ハットトリック。昨シーズンみたく酷使されてコンディション不良にならない限り、得点王候補筆頭でしょうね。マンチーニは巧くターンオーバーして使う必要がある。

サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)のトレビゾが、アテネ五輪代表MF石川直宏(24)獲得の意向を所属するF東京に伝えていたことが29日、分かった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20050829-00000063-kyodo_sp-spo.html

相手のトレビゾ。なんか石川を狙っているようだけど、右ウイングののレジナウドが攻撃の中心といった感じで、石川の付け入る隙はないと思うが。なぜ右サイドアタッカーの石川を欲しがるか疑問。ジャパンマネー目当てだと思うので、移籍は早まらない方が良いと思う。

トッテナム 0-2 チェルシー
ニューカッスル 0-2 マンチェスター・ユナイデット

チェルシーが固すぎなんですが。いまだ無失点。戦術的にも大崩れしなそう出し、選手層が厚すぎる。加入したばかりのエッシェンも違和感があまりない。ダービッツとのマッチアップはなかなか見応えがあった。運動量とボール奪取力が凄くて、あまり面白味はないけどチェルシー向きの選手だ。
ルケが早速出場したニューカッスルは、マンUに完敗。いまだ無得点。そろそろスーネスの首が飛びそう。中盤の人材はかなり豪華だし、前線もシアラーがいる。でもチームそのものが機能していない。オーウェンが着て解決する問題ではないと思うが。ルケはまだフィットしていない。チームメイトがルケの活かし方をまだ理解していない印象。左サイドで使うなら、サイドハーフというよりウインガー的に使わないと活きないと思うが。
マンUは開幕からけっこう良いね。ルーニーが昨シーズン同様切れてるし、ニステルも不振から脱して得点量産モードにはいっている。そして何よりファンデルサールの加入。キャロルとはレベルが違う。ただタイトル獲得にはもう一つ何かがほしいところ。まだ始まったばかりでわからんけど。

アラベス 0-0 バルセロナ
マジョルカ 0-1 デポルティボ
カディス 1-2 レアル・マドリード

リーガも開幕。このリーグはバルサとマドリーの二強の争いでしょうね。ビジャレアルベティスは欧州カップ戦との掛け持ちにかなり苦労しそう。カップ戦のないくせに補強しまくったバレンシアアトレチコが意外と面白いかも。でも放送がないんだよね。

バルサは相変わらず華麗なサッカー。この試合は引き分けたけども、チーム自体の強さは昨シーズン通りだと思う。ただ昨シーズンのような圧倒的な強さを発揮するのは難しいかもしれない。長くなるから簡単に書くけど、どのチームもバルサを研究して特長を消し弱点をつくサッカーをしてくるから。引き分けに持ちこんだラシンもよくバルサを研究していた。
全体を引き気味にして、コンパクトな布陣で激しいプレッシングをかけて、浅いラインやオーバーラップしたSBの裏をカウンターで狙われるはず。弱小相手なら層問題にならないけど、昨シーズンはチェルシーやマドリーといった強豪にまでそれをやられて惨敗。
的確な補強で選手層の問題は割と改善されたけど、チームの戦術的な弱点そのものはいまだ残っていると思う。かといってバルサが引いてロングボールをしたらバルサではないんで、今年も魅惑のパスサッカーで楽しませてもらいたい。

マドリーはまだ良く分からん。昨シーズン終盤に好調だったカウンターサッカーからどうやら方向転換するようだけど、新加入選手が多くてまだやりたいサッカーが見えてこない。現時点ではグダグダ。選手個々の個人技だけで何とか勝利したい印象。CBがパボンでは限界がある昇格チーム相手にミス多すぎ。
新鮮力はというと、バティスタはまだフィットしていなかったけど、ロビーニョのドリブルはやはり凄い。リーガでも十分通用しそう。ただ持ちすぎる嫌いがあると思うので、研究されてどうなのかというところ。マンUC・ロナウドのように、個人技は凄くても機能性のない選手になる可能性もある。ラウールはようやくFWに起用された。ロナウドとのコンビでの得点。良かった良かった。オーウェンは移籍した方が良いな。

大久保は悪くなかったけど、マジョルカ自体の攻撃力がなさすぎ。大久保としては似たタイプのライバルがいなくなって出場機会は増えるだろうけど、エースのルイス・ガルシア放出した影響はチームにとって大きい。このチームにはポストプレーが巧い大型CFが必要だと思う。そうすれば大久保ももっと活きそう。
デポルはイマイチ魅力的ではない。トップ下のポジションがないからしょうがないんだけど、バレロン控えというのは勿体無さ過ぎる。カパロスのサッカーはあんま好きではないんだよね。セビージャで展開した華やかさとは無縁のフィジカルサッカー。ラフプレー多いし。


ここはバイエルンで決まりだろ。強すぎ。バラックが移籍でもしない限り、CLでも猛威を振るいそう。マガトの鬼プレッシングサッカーは脅威。
あとハンブルガーがけっこう良いチームになっている。ファン・デル・ファールトには復活の兆しが。ただ層が厚くなった分、高原は厳しいかもしれない。バルバレスはDF*1やらせてもトップ下やFWやらせても機能する稀有な選手だね。

  • 他リーグの日本人

俊輔がゴール。全力疾走してのゴール前への飛び込みは俊輔っぽくなかった。ただゴールシーン以外はかなり不満の残る内容。リーグのレベルが低いんだから、もっと絶対的な活躍を期待したい。セルティックは相変わらず縦に急ぐのが目立つ。リードしてるんだからもう少し繋げば良いと思うが。

*1:ボスニア代表では守備の人。激しいプレスが武器のなかなかの好チーム。