グループリーグ組み合わせ決定
厳しいグループはあるにはあるけど、いわゆる“死”と形容されるようなグループはなし。ポット2がチェルシーorユーベ、ポット3がシャルケ、ポット4がベティスだったらおもしろかったのに。アーセナルがここに来てたら死んでたと思う。
バルサとミランが同居した昨シーズンのような熱い組み合わせがなかったのは残念。「ポット2」二強のチェルシーとユーベが別のビッグクラブに引かれれば良かったんだけど。
ロシアとウクライナのクラブがいないのは、移動や降雪の面で良かったのかも。昔のように、強い時のローマ、バレレンシア、デポルなどがいないのは少し寂しい。
グループA
バイエルン・ミュンヘン（ドイツ）
ユヴェントス（イタリア）
クラブ・ブルージュ（ベルギー）
ラピッド・ウィーン（オーストリア）
ユーベとバイエルンが昨シーズンに続いてまたも同居。最近当たっていないシードクラブが、ポット2のユーベを引いて欲しかったところ。
ブルージュも侮れないけど、この2チームでほぼ決まりでしょう。チェルシーと並んで欧州で最も固いサッカーを展開する両クラブだけに、取りこぼしはあまり考えられない。
プレミア内弁慶のアーセナルは昨シーズン同様組み分けに恵まれた。そう言ってて昨シーズンも苦戦してたたんだけど。でもまあこの3クラブなら突破は固いでしょう。レーマンやシガンのファンタジーがなければ。組み分けに恵まれたといっても、先を見越して補強した方が良いと思うぞ。
2位抜けはアヤックスが濃厚か。昨シーズンはCL開幕直前で攻撃の中心のズラタンをユーベに引き抜かれて、代わりのポスト役を補強する暇もなく散々だったけど、今シーズンの補強はピンポイントで成功している。ただし、まだまだ世代交代の過渡期なので、過度の期待は禁物か。
グループC
バルセロナ（スペイン）
パナシナイコス（ギリシャ）
ヴェルダー・ブレーメン（ドイツ）
ウディネーゼ（イタリア）
注目のバルセロナ。ポット2はパナシナイコスと比較的恵まれたけど、ポット3はブレーメン、ポット4はウディネーゼとなかなかの難敵が揃った。バルサ優位は動かないけど、2位争いは熾烈を極めそう。
グループD
マンチェスター・ユナイテッド（イングランド）
ビジャレアル（スペイン）
リール（フランス）
ベンフィカ（ポルトガル）
なかなか面白そうなグループ。それでもマンU優位は揺ぎ無い。GKが安定した分、昨シーズンよりチーム力はアップしている。パクも予想より早くフィット。テクはないけど、あの活動量はベッカムを彷彿させる。
2位抜け候補はリーガ3位のビジャ・レアル。予選ではプレミア4位のエバートンに完勝。注目はフォルラン。古巣マンU相手に奮起が期待される。ポルトガル王者のベンフィカ、フランス2位のリールも侮れない。
昨シーズンはミランを最後まで苦しめ見事ベスト4進出を果たしたPSV。ただしク・チソンやファン・ボメルなどの主力が軒並み引き抜きの憂き目にあい、昨シーズンほどの躍進は期待出来ない。
むしろ面白そうなのはブンデス2位のシャルケ。リンコルンを中心とした攻撃陣はかなり強力。補強もなかなかのもの。まだ無名だけど、監督の手腕もなかなか優秀だと思う。
それでもミランの絶対優位は動かない。突破は間違いないでしょう。
グループF
レアル・マドリード（スペイン）
オリンピック・リヨン（フランス）
オリンピアコス（ギリシャ）
ローゼンボリ（ノルウェー）
レアル・マドリーは組み分けに比較的恵まれた方か。マドリーとリヨンの2チームが勝ち抜け濃厚ですかね。オリンピアコスはリバウド神の爆発次第。ノルウェーは雪が降りそうなので、ローゼンボリと同居したクラブは嫌だと思う。
リヨンも昨シーズンまでだったらかなりの難敵だったけど、ウリエ就任でどうにも期待出来ない。エッシェンの穴を埋める新戦力次第か*1。マドリーと同居した影響で、ウリエの希望するカウンターの申し子オーウェン獲得はなくなったかも。
ポット2でチェルシーを引いた運の悪い第一シードのクラブは前回王者リバプール*2。アンデルレヒと、ポット4最強のベティスも侮れない。最激戦区はこのグループG。
チェルシーのグループ突破は固いと思うけど、王者リバプールは少し危ない。FWに決定力がないのと*3、守備陣の層が薄いと思う。2位抜けを争うベティスは昔のようなイケイケスタイルではなく、個人技に優れた前線を活かした堅守速攻がなかなか様になっているので、引かれると攻めあぐねる事の多いリバプールからすると嫌な相手か。
グループH
インテル（イタリア）
FCポルト（ポルトガル）
グラスゴー・レンジャーズ（スコットランド）
アルトメディア（スロヴァキア）
インテルも恵まれた。ホーム無観客でもこれなら大丈夫そう。ポルトとレンジャースが2位争い。アルトメディアはよく知らんけど厳しそう。
