中村、セルティックと契約
セルティックFCが、レッジーナ・カルチョに所属していた日本代表MF中村俊輔（27歳）の移籍手続きを完了させた。移籍金額は300万ユーロ（約4億500万円）ほどと見られている。
ようやく正式決定したのかな。当初の7億というのは誇張表現だった見たいだけど*1、今のご時世で4億の評価額は立派だと思う。
日本のセルティックファンのほとんどが俊輔の加入を歓迎していないわけだけど、現地ではどうなんだろう。俊輔とセルティックはどうにもイメージが合致しない。
なんでスペインに行かないの!?と、みんなに言われたけど、もちろん自分自身もスペインでサッカーをしたい。ただ、自分の夢というか目標はスペインリーグでプレーすることではなく、スペインリーグで活躍すること。だから、遠回りであるようだけど、イタリアでの3年間、そして今回のスコットランドでの経験が最終的にスペインで活躍することの近道になると自分で信じている。
http://shunsuke.com/message/20050725.htm
スペインで活躍するためのセルティックというわけだ。スコットランドのメディアにもこういうこと言ったら、スペイン移籍のための「腰掛け」みたいに勘違いされるから気をつけた方が良いと思う。
欧州一級線のセリエAから、数段落ちるスコットランドリーグに移籍するのはどうなんだろう。たとえリーグで活躍できたとしても、セリエAで活躍するほど市場価値は上がらない。それではスペインへの道は逆に遠ざかってしまう。なんとか欧州カップ戦に長期参加できれば良いんだが。CLなどで活躍できたら移籍は正解ということになる。
その前にチームでレギュラーを取らなくてはならない。中盤フラットの4-4-2なら、左サイドで元イングランド代表のトンプソン*2がライバル。選手としてのタイプ的にはアイルランド代表の天才テクニシャン、エイダン・マクギーディになるのかな。生え抜きだから実力が互角なら当然マクギーディ優先。トッティと中田のように。
フィジカルコンタクト絶対主義の地で、俊輔には茨も道が待っている。監督が直々に獲得希望したというのが光明になれば。ストラカン自体そこまでテクニック軽視の監督ではないのは救い。
代表のためにも何とかレギュラーで頑張って欲しいです。
*1:7億というとファン・デル・ファールトくらい
