セレッソ戦プレビュー
セレッソは以前のような玉砕覚悟の攻撃的チームではなく、ラインの位置をかなり下げて守備第一に優先順位を置くチームに変貌してくる。ラインは低いといっても、全体はけっこうコンパクトにして、運動量の多いプレスもかなり厄介。ボール奪取後の切り替えはなかなか早く、オフ・ザ・ボールの動きに優れた選手が多いので、相手のプレスを掻い潜って手数をかけずに繰り出されるショートカウンターは鋭い。
黒部
徳重 森島
ゼ・カルロス 苔口 .
下村 ファビーニョ
柳本 クアドロス 山崎
吉田
ただ前線で起点になってチームを押し上げる重要な役割を担うポスト役の西澤が出場停止。優れたフリーランを繰り返し決定力も兼ね備えた古橋*1、前半戦の堅守の大きな要因となったルーキーの前田、右サイドで起点となって攻守に奔走する工藤*2も怪我で欠場濃厚。これは勝たないといけない試合ですね。
前田 カレン
西
村井 太田
名波 福西
茶野（服部） 田中 鈴木
川口能
ジュビロは週1試合限定の名波のスタメン復帰が濃厚。守ってくるセレッソ相手には、組み立て能力に長けた名波のゲームメイクが一つの鍵を握る。トップ下にコンバートされた西は、ならべくFWと近い位置でプレーしたい。前田とカレンが連動して裏を狙い続ければ、スペースを消してくるセレッソの守備網にも必ず穴があく。
セレッソは攻守にかなり運動量が激しい反面、それが当然ながら90分持つことはなく、リードして試合終盤になるとかなり割り切って引き篭ってくる。得点力にかけるイマンジュビロにとって、リードされるとなかなか厳しいものがある。逆に早い時間帯に先制点を奪えば、相手はある程度前に出てこざるを得なくなり、ジュビロペースで試合を進められるはず。
