3位決定戦

新生ドイツは今大会、EUROで見せた弱小国のような弱さから見違えるような変貌を見せた。まだまだ課題があるとはいえ、若手を重用してここまで立て直したクリンスマンは立派。ドイツといえば自分にとってヒールなのだけど、このチームは嫌いになれない。

片やメキシコも、抜群のテクニックと判断力を活かしたパスワークと、良く整備された守備組織を誇る今大会のベストチーム。小柄な身体をものともせず、大柄なドイツを煙に巻くことができるのか。身体的ハンディをものともしないメキシコ押しでで観戦。

エセ実況風味でお送りします。あんまり更新しないよ。

  • ドイツ 4-3 メキシコ

メキシコ
GK:1 サンチェス
DF:3 サルシド, 5 オソリオ, 16 メンデス
MF:14 ピネダ, 8 パルド, 22 ペレス, 11 モラレス, 7 ジーニャ
FW:9 ボルヘッティ, 17 フォンセカ

ドイツ
GK:1 カーン
DF:2 ヒンケル, 17 メルテザッカー, 4 フート,19 シュナイダー
MF:10 ダイスラー, 8 フリンクス, 13 バラック, 7 シュバインシュタイガー,
FW:9 ハンケ, 20 ポドルスキー

  • 試合開始

うーん、良い試合ですなあ。3位決定戦でここまで高品質のゲームを見れるとは。

ドイツ先制。右のダイスラーが中のシュバイシュタイガーにパスして、シュバがメキシコの裏をかくダイレクトヒールパスを左のポドルスキーへ。ポドルスキーが素晴らしいミドルシュートをゴール右隅に突き刺す。左からシュナイダーが攻撃参加してきたせいで、メキシコは間合いを詰めきれなかった。ごールに絡んだ80代年生まれの3人には、近年のドイツにはない魅力がある。

メキシコ同点。自陣深いところでフリンクスが不用意にボールを奪われてカウンター。シーニャはすぐ左に出せる選手がいたのに、一回タメてよりゴールの可能性の高い右の選手に出した。その判断力が素晴らしい。最後のフォンセカのシュートも正確。

ドイツ勝ち越し。ヒンケルが右から中に持ち込んで、中のポドルスキーへパス・アンド・ゴー。パスを受けたポドルスキーがダイレクトで前に走りこんでいたヒンケル、そしてまたダイレクトでシュバインシュタイガー。ダイレクトプレーの連続からの素晴らしいゴール。

  • 前半終了
  • 後半開始

ドイツ一人退場。ヒンケル若さが出たか。これでいよいよ試合は分からなくなった。好ゲームだっただけに、退場で試合が壊れてしまったら残念ですな。まだ分からんけど。

メキシコ同点。ボルヘッティは相変わらずヘッドが強い。素晴らしいタイミング。メルテザッカーはまだ青かった。これは10人のドイツにとって厳しい。

ドイツは電光石火のカウンターから決定機。アサモアが独走して、左へ素晴らしい展開。これ決めたかったところ。

ドイツ再び勝ち越しゴール。10人でも勝ち越せる、これがドイツの強さか。フートか。やっぱ「フーーーーーーーーー」ってのはブーイングではなく、チェルシーでも御馴染みのチャントみたいなもんかもね。

メキシコまた同点。セットプレー。凄い試合だ。鳥肌立った。ボルヘッティはマジでヘッド強い。それに負けたフート。こうなると、逃げ切りでシュバを下げてエルンストを入れたクリンスマンの策は裏目に出たかもしれない。

  • 後半終了

これ決勝か? 開催国が3位決定戦に出た方が本気でやるから盛り上がるね。

  • 延長開始。

バラックすげえうぇー。直接FK。

バラックのキープ力と展開力、かなり効いてる。アサモアのキープ力と展開力、ない。

メキシコ、終了間際にルイス・ペレスの決定的な左足シュートが外れる。その前のドイツの守備を崩したパスワーク、素晴らしすぎる。これ決まってたらもっと熱かったのに。

  • 試合終了。

両者の魅力が出た好試合だった。大会ベストゲームかな。また後で。