ベナン戦

GK:21 西川周作
DF:2 水本裕貴、5 増嶋竜也、16 柳楽智和
MF:4 小林祐三、7 梶山陽平→12 水野晃樹(後半0分)、8 中村北斗、10 兵藤慎剛、17 家長昭博→13 苔口卓也(後半39分)
FW:9 平山相太、11 カレン・ロバート→20 森本貴幸(後半31分)

3-5-2

    平山  カレン

 家長   兵藤   北斗

    小林  梶山

   水本 増嶋 柳楽

       西川

先制された・・・。自陣で不用意にボールを奪われて、そのままカウンターを喰らって失点。
失点に繋がるミスしたのは兵藤かな? 普段戦っている大学リーグとはプレッシャーの速さやフィジカルコンタクトの強さが別次元なんでしょう。ボールを奪われたあとに全速力で追いかけないのはありえない。

  • 前半終了

きっちり繋いで攻め立てようとしても、このチームはこれまで監督の志向するロングボール戦術に頼り切っていたから、DFからの組み立て意識やMFのボールを受ける意識が希薄。

組み立て段階でボールを大事にしていないから、中盤でボールを逸してカウンターをくらってしまう。それを恐れてすぐに放り込んでしまい、そのロングボールを前線が息つく暇もなく追いかけているから、全体もコンパクトに出来ず間延びしてしまっている。

これまでずっと育成年代にはそぐわない放り込みサッカーをしきたから、本番でいきなり繋いで攻めるのは難しいかもしれないけど、試合展開によっては後方からゆっくり組み立てて押し上げていっても良いと思うんだが。

後半は、点を獲るためにJリーグで結果を出している水野や前俊を使って欲しい。ポゼッション能力やミドルシュートに優れる梶山と本田の併用も見てみたい。家長のドリブル突破が冴えているから、中盤からきっちりサイドに展開して、チリ戦の後半のようにサイド攻撃を徹底してもらいたい。攻撃が左に偏っているから、右の水野と左の家長の両翼にすればそう簡単に相手は止められないと思うが。放り込みじゃ未来は開けない。

この世代のWYの戦いがここで終わってしまうのは勿体無さすぎる。何とか頑張って逆転してもらいたいです。

  • 後半開始

野投入したのは良いけど、代えたのは攻撃的なボランチの梶山かよ。中盤から繋いで攻めるためには必要な選手だと思うが。持ち味である強烈なミドルシュートを放っていたし、ああいう一瞬の輝きを必要として先発に抜擢したんじゃなかったのかな。まあ全体的な印象はイマイチだったけど。
それに水野は右サイドの選手。ジェフでは右サイドで活躍してるし、壮行試合のチリ戦でも右サイドアタッカーとして途中投入されて大活躍した。どういう意図なのかちょっと分からん。代えるなら北斗だと思うが。
初戦も負けていて崖っぷちなんだから、DFや守備的な選手を一枚削ってでも攻撃的な選手を投入する勇気が欲しい。

水野のフリーキックきたー。同点。ずっと活躍してるんだから最初から使えよなー。
途中投入の選手が得点したので、「大熊采配大当たり」とか好評価されるんだろうけど、水野が活躍できるのは既に証明されている事。J1でレギュラー格で、このチームでも継続して活躍しているのに、なぜ先発に昇格させないのかが不可解。

カレンと森本が交代。FW同士ではなく、守備的な選手と攻撃的な選手を交代して欲しいんだが。

水野や家長がボールを持てば良い流れを呼び込めているから、単純に放り込まずにしっかり繋ぐ事を意識して欲しい。

ベナン一人退場。ここが勝負どころだから一気に攻勢に出て逆転して欲しい。監督には積極的な交代策をお願いしたい。今シーズンのJリーグで活躍している選手、例えば前俊とかを守備的な選手に代えて使って欲しい。

えー、得意のドリブル突破で左サイドを支配していた家長を代えるのかよ。しかも病み明けで初戦も不調だった苔口と。ありえない。相手が一人少ないのに、攻撃的選手同士を代える采配も謎。

  • 試合終了

引き分けという結果は最悪ではないんだろうけど、勝てる試合を落としたとしか思えない。今に始まったことではないけど、監督の采配は消極的すぎる。勝たなければ先が苦しくなる試合で、相手が一人退場して数的有利なのに攻勢に出ないのは疑問。攻撃において1番機能していた家長を代えてしまうのも謎だ。
その消極性につられたのか、選手達にも勝利への気迫がそこまで見られなかった。監督の指示なんだろうけど、あそこまでロングボールに固執する選手も疑問。試合展開によって自分の判断で的確なプレーを選択せねばならない。その個人戦術みたいな部分が世界と日本との大きなの差。

次のオーストラリア戦に勝てばグループリーグ突破の可能性もある。あと一試合で才能ある選手をワールドユースが終わってしまうのは勿体無さすぎる。

次こそは水野を最初から使って欲しい。監督は終盤の切り札として残しておきたいんだろうけど、流れを変えられる選手はこのチームに他にもいる。大学生でプロ出場のない兵藤は不調なんだから、そこまで拘る事はないと思うが。

選手を成長させるための育成年代のはずなのに、日本人監督の育成させる場になっているという本末転倒。大熊氏が監督として無能だとは思ってないけど、育成年代に相応しい監督とはとてもじゃないが思えない。こんな年代から中盤で繋ぐ事を放棄させて、放り込みをさせる事が未来に繋がるのか疑問。

確かに平山の高さという武器を活用しない手はないけど、攻撃が彼への放り込み一辺倒になってしまうと単調で相手にも読まれやすい。今さらロングボール主体だった攻撃が一変するのは難しいだろうけど、J1レベルで通用する個人突破や展開力に優れた選手が多いんだから、その持ち味を生かしてチェレンジしてもらいたい。その姿勢が先に繋がるはず。

カレン「(相手の)人数が減ったんだから、流れから決めないといけない。中盤からもっと上がっていかないといけないし。平山、平山になり過ぎていた。それも監督の指示だから仕方ない部分はあるけど、難しい。

もう監督の指示は頼りにならないから、選手達には各自判断してプレーして欲しい。

増島「悔しい。もったいない。数的優位になって、もう少しつなげられると思ったのに。(梶山)陽平がいた時はパスが回っていたのに、ボランチが来てくれなくなって、縦に蹴るしかなくなった。

兵藤と小林のボランチでパスを繋げるわけがない。本田、梶山、船谷のうち一人は必要。
DFがボールを持ったときにボランチはもう少し顔を出してあげて欲しい。でなきゃ繋いで崩していく事は出来ない。繋げる選手を交代させた事からも、中盤での繋ぎは大熊監督の指示にはないことかもしれないけど。

選手達の自立にも期待したいし、なんとか監督にもまともな采配をしてもらいたいです。頑張ってください。

希望布陣

  平山  カレン
家長  本田  水野
  梶山  小林
 水本 増島 柳楽
    西川

本田と梶山は流動的にポジションチェンジ。4バックで北斗と水野の右サイドもあり。とにかく家長と水野を両翼として先発起用して欲しい。切り札は前俊。Jリーグで結果を出している選手を積極的に使ってもらいたい。