ワールドユースメンバー発表

U-20日本代表
▽GK 山本海人(清水)、松井謙弥(磐田)、西川周作(大分)
▽DF 増嶋竜也(F東京)、吉弘充志(広島)、水本裕貴(千葉)、小林祐三(柏)、高柳一誠(広島)
▽MF 中村北斗(福岡)、苔口卓也C大阪)、兵藤慎剛早大)、伊野波雅彦阪南大)、水野晃樹(千葉)、梶山陽平(F東京)、船谷圭祐(磐田)、本田圭佑(名古屋)、家長昭博(G大阪)
▽FW 平山相太(筑波大)、カレン・ロバート(磐田)、前田俊介(広島)、森本貴幸東京V
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20050528-00000016-kyodo_sp-spo.html

大熊監督コメント

大舞台を前にした最終メンバー選考というのは、おもしろくもあり、時に残酷でもありますな。今回は合宿中の発表だけに特に。選ばれた選手はもちろん、選ばれなかった選手も頑張って欲しい。WYに出ていないフル代表選手はいくらでもいるのだから。

フィジカルやユーティリティを重要視する大熊監督にしては意外な選手選考が二つ。

一つは、抜群のテクニックを持つも、最近怪我でほとんどこのチームに参加していなく、直前の強化マッチにも出場していない梶山の選出。AYと同じように怪我によるフィジカル不備で外されると思っていた。強化マッチの中盤を見て、大熊監督が現状では駄目だと思ったんでしょうね。中盤の柱に期待されていた同ポジションの本田が予想外の不調だったのも影響したと思う。本番までにどこまでコンディションを取り戻せるか。賭けに近いかも。

二つ目は、Jリーグではほとんど実績のないジュビロの船谷の選出。AYで選ばれたのは梶山怪我による追加召集だった。ボランチに本田と梶山がいる状況での選出は意外。監督は中盤でパスを繋げる選手の必要性を強く感じたのかな。ACLや直前の練習試合での活躍も効いた模様。船谷の資質が中盤を省略傾向にあるこのチームで活かせるかは疑問だけど、何とかフィットして欲しい。たぶん控えだろうけど。

DF陣では河本、柳楽、森下のCBのどちらかが選ばれると思ってたけど、3バックから4バックへのシフトでCBの必要性が薄れたんでしょう。

後は予想通り。家長、水野、前俊といった、守備の不安がある分、それを帳消しにする個人技を持った選手も選出されて一安心。この辺はアジアユースの頃の大熊監督なら選ばなかったかもしれない。直前の強化マッチでの活躍も大きい。

残念だったのはJリーグでU-20世代トップクラスの実績を残している早生まれの杉山が外れたこと。伊野波と吉弘はどちらか一方でよかったような気もする。まあ必要な気もするけど。

ただアジアユースより納得いくメンバー構成にはなった。あまり不満はない。後は平山の頭頼りの放り込みから脱却するだけ。チリ戦の後半のサッカーが出来ればかなり期待出来る。A代表よりも。

4-4-2

    平山 カレン
 家長       兵藤(水野)
    本田 伊野波
 水本 小林 増嶋 北斗
      西川

3-5-2

    平山  カレン
 家長   兵藤   北斗(水野)
    本田  伊野波
   水本 増嶋 小林
      西川

控え:
FW:前田、森本、(苔口)
トップ下:梶山、(本田)
右サイド:水野 、(カレン)
左サイド:苔口、(前田)、(船谷)、(高柳)
ボランチ(攻):船谷 、梶山、(兵藤)
ボランチ(守):吉弘、高柳、(小林)
SB:高柳、(吉弘)
CB:吉弘、(高柳)
GK:松井、山本

最近の傾向を見るとこんな感じ。こう見ると高柳は便利な存在ですな。水野はスーパーサブ的に扱われそう。前回大会でいう谷澤のように。試合展開によるけど、途中投入は水野、前俊、森本になると思う。


このくらいの年代の選手にはあまり馴染みのない人も多そうだから、WY前にでも選手紹介的なことでも書こうかな。マスコミのようにマンセーする気はないけど。