K-1 WORLD MAX
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- GP開幕戦雑感
- ○マイク・ザンビディス(3R KO)山本“KID”徳郁×
ハイライトは全国ネットデビューした田中隼磨の元嫁の号泣・・・じゃなくて、KIDとザンビディスの試合。パンチ中心のKIDでは、やはりザンビディスのボクテクを崩すのは無理だった。得意のショートアッパーにフックを合わされてKO。
一発KOされたKIDを弱いと思った人もいるかも知れないけど、彼は立ち技ルール僅か3戦目。しかも-70kgのミドル級なのに6kg軽い64kgで戦っている。しかも相手は世界トップクラスの強豪ザンビディス。健闘した方でしょう。
今回はどこか気迫がいまいちなかったように見えたし、そろそろ立ち技も卒業なのかな。と思ったら「KOされて超気持ちよかった」とか言ってるし。さすが神の子。でも暫くは総合に専念して欲しい。HEROSできたし。
サンビはこれで推薦枠決定かな。パンチで来る相手にはめっぽう強いけど、リーチ差を突かれて距離をとられると意外に脆い。ムエタイトップクラス相手に、前蹴りや膝を中心に攻められた際にどうかというところ。魔裟斗やクラウスとは噛み合うと思う。
- ○小比類巻貴之(2R KO)ダリウス・スクリアウディス×
コヒは相変わらずしょっぱい内容。相手にアクシデントが起きた瞬間にいきりたって追い討ちと、急にアグレッシブになるのも相変わらず。決勝ラウンドは真の強豪揃いなので、優勝は厳しいでしょう。相性的にムエタイトップファイターと当たったらまず勝てないし。
魔裟斗の完勝。相手も弱くなかったけど、魔裟斗の方が数枚上手だった。足を痛めてたことなど感じさせない内容。様々なファイトスタイルに対応できるし、トーナメントを戦い抜くスタミナ・経験も十分。優勝候補の一人でしょう。日韓戦は素直に日本人を応援できますな。
- ○佐藤嘉洋(判定 3-0)ウィリアム・ディンダー×
ようやくK-1に初参戦した佐藤。実績的にけして弱くはない相手を寄せ付けず完勝。ただファイトスタイルが地味なのでMAXファンの支持はイマイチでしょう。肘と首相撲があれば実力上位だろうけど、MAXルールだとブアカーオ、魔裟斗、クラウスあたりを上回るのは少し難しく感じた。コヒにはまず負けないだろうけど。MAXで上を目指すにはパンチを磨く必要がある。推薦枠はゼンビディスっぽいから、トーナメント参戦はお預けかな。コヒとのワンマッチを希望。
- ○ブアカーオ・ポー.プラムック(判定 3-0)シシ×
- ○アルバート・クラウス(判定 3-0)ヴァージル・カラコダ×
- ○アンディ・サワー(判定 3-0)マルフィオ・カノレッティ×
- ○ジョン・ウェイン・パー(3R KO)シェイン・チャップマン×
- ○ジャダンバ・ナラントンガラグ(判定 3-0)安廣一哉×
他はカット多すぎでよく分からん。ただチャップマンを完全KOしたジョン・ウェインは間違いなく優勝候補でしょう。1回戦でブアカーオと潰し合わされそうだけど、それは既に一回やったからないか。ただしK-1はこの2人の決勝を避ける組み合わせにしてくると思う。
ブアカーオとクラウスは依然優勝候補、復活したサワーも一流ファイターだし、タフなナラントンガラグも不気味。コヒとナラントンガラグ意外は誰が優勝してもおかしくない、凄い決勝ラウンドになりそうだ。斜陽が叫ばれるK-1だが、やはりMAXはおもしろい。
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- 希望カード
- コヒvsブアカーオ
コヒにムエタイの厳しい現実を。谷川は絶対組まないだろうけど。
- ザンビディスvsクラウス
豪腕対決、リベンジマッチ。ザンビはコヒやブアカーオとやらせると良さが消えてしまうので、それ以外で。
どっちが強いのか。ハイレベルの好試合必至。リスク高すぎだけど。
- サワーvsナラントンガラグ
サワーは魔裟斗(両者アグレッシブで噛み合いそう)やクラウス(因縁のリベンジマッチ)でもおもしろそう。