№1 ユーベ

FWのズラタン、SHのカモラネージボランチのエメルソン、左SBのザンブロッタ(破格の移籍金と引き換えにチェルシーへ、そしてキエッリーニを戻すも手だけど)、GKのブッフォンは不動。ネドベドテュラムカンナバーロもまだまだ健在。カペッロ路線一年目ということもあり、継続路線が妥当。若返りを念頭におきながら、ピンポイントで弱点を補強したい。

怪我をしないトレゼゲ(級の決定力があるFW)か、デル・ピエロに変わるイマジネーション溢れるアタッカーのどちらかが必要。トレゼゲの怪我の多さはもう万年行事なので、上を目指すために更なる安定感を求めたい。デル・ピエロには往年の輝きがない。
大型FWのイメージがあるズラタンだが、周囲を生かす能力に長けたセカンドトップ的な特徴もある。中盤まで下がってボールを貰いたがる事が多く、サイドに流れるのも得意。ボール扱いは巧みすぎるし、チャンスメイクもうまい。それに加えて前線で身体を張ってキープする事も大得意で、従来の大型ポストプレーヤーの規格では収まらない万能FW。決定力だけが1.5流。CLノーゴール。まあこれは今に始まった事ではなく、アヤックス時代も決定力だけはイマイチだった。
そんなズラタンとコンビを組むなら、チャンスメーカー的なセカンドトップより、決定力に優れたストライカーが適任だと思う。
獲得可能な範囲で最適なのは、セリエAでの実績抜群のパルマジラルディーノ。モッジも狙っているらしいから、若手FWが欲しいミランとの争奪戦は熾烈を極めそう。中途半端な人材ならトレゼゲで十分。

デル・ピエロに変わる、ドリブルやパスセンスに優れていて膠着した局面を打開できるような選手には、ASローマカッサーノ獲得の噂が根強い。バッジョデル・ピエロの系譜を継ぐ選手がユーベには必要とされている。ただしズラタンとの2トップだと決定力に不安が。素行にも不安が。
別の超一流のストライカーが獲れるなら、カッサーノよりももっとMF的なキャラクターの選手でもいいかも。ジラが獲れるなら、カッサーノは必ずしも必要な戦力ではない。それにムトゥがパルマ時代のコンディションを取り戻せれば、あえて補強する必要もなくなる。

ネドベドはそろそろ年齢的に厳しくなってくる。攻守に奮闘するネドベドの実力に相応した後釜を見つけるのは容易ではないが、他のビッグクラブに先んじて逸材をキープしておきたい所。
同じチェコ代表のロシツキーが随時好パフォーマンスを見せられるなら適任。CHも兼任できるユーティリティー性は魅力。チェコ代表ではワンボランチを勤めたこともあるくらい守備力もある。ムラがあるのが難点。タイプは大分違うが、よりテクニカルなボローニャのメグニも将来に向けて確保したい所。

  • エメルソンとパートナーを組むCH

リバプール戦のようにエメルソンが絶不調だと、ユーベは中盤からの攻撃の組み立てがままならない。
現状はブラージ。守備的にいく上では特に問題はないが、展開力と攻撃的センスに欠ける面は否めない。控えのタッキナルディも好選手だが、カペッロには重用されていない。オリベイラもまだまだ経験不足。
欲を言えばもう1ランク上の選手がいれば万全。アーセナルのでエドゥや、レッジーナのモザルトを狙ってるらしい。CHもこなせるロシツキーを獲得できれば一石二鳥。

  • 若くて有望なCB

テュラムカンナバーロの量CBは堅固だが、年齢的な不安が常に付きまとう。控えにも有望な若手がいない。リバプール戦の出来を見る限り、歴戦の兵モンテーロも衰えていた。堅守に粗が出る前に準備が必要。
ウディネーゼのフェリペ、アトレチコのパブロとペレアビジャレアルゴンサロ・ロドリゲスサラゴサガブリエル・ミリート、スパーズのキング、モナコスキラッチPSVのアレックスなど、若手有望株をライバル・ビッグクラブより先んじてキープしておきたい。
理想はASローマルーマニア代表キブか。生まれ持ったディフェンス・リーダーの資質に加え、攻撃の組み立てにも長けているという現有戦力にはない魅力も兼ね備えている。フリーキックもうまい。ただし大人気銘柄のため争奪戦は熾烈を極める。

ゼビナよりワンランク上の選手が欲しいところ。年齢問わず探せば割といるでしょ。若手ならリヨンのレベイレール、シュツットガルトヒンケルとなど。セリエA経験の豊富なボネーラが妥当な所か。



上記の戦力を加えて、成熟し攻め手が広がれば、ユーベは磐石に近い。

05-06シーズン理想スタメン


     ズラタン  ジラルディーノ(orカッサーノ

 

ネドベド(subメグニ)             カモラネージ

       エメルソン  ロシツキー



ザンブロッタorキエッ)        ボネーラ
       テュラム  カンナバーロ控えに若手



          ブッフォン

これマジで強い。中盤は4人とも守備意識が高く、プレッシングは強烈。DF陣も堅固。より守備的に行くならCHにブラージあたりを使えばいいし。
ロシツキーとエメルソンが攻撃を組み立てれば、そうボールを奪われる事はない。正確な楔のパスでズラタンにボールを収めたら、ネドベドロシツキーカモラネージが中盤からどんどん飛び出していける。
ジラルディーノも前線で基点になれるし、裏への飛び出しでも決定機を作り出す。相手に引かれても、前線2人は空中戦も強い。パワープレーにもカウンターにも対応。FW2人だけでも相手を崩せそう。
カッサーノならまた違った魅力が。ファンタジー溢れるプレーでチャンスメイク。ズラタンネドベドとの相性も良さそう。ただし得点力はジラルディーノズラタンより落ちる。
補強資金が足りなければ、ザンブロッタを欲しがっているチェルシーへ莫大な移籍金で売り払って、レンタル中のキエッリーニヴィオラから買い戻す。他のヴィオラのレンタル選手は完全移籍。無料で取れたムトゥもトレード要員に適任。