ジュビロ磐田 vs ジェフ千葉

まあ駄目な所は常に変わらないから書くまでもない。セットプレーの集中力のなさは勘弁してもらいたい所。監督は謝る事より結果、とまでいかなくても最低限の試合内容をください。本気でラニエリみたくなる気がしてきた。
光明が見えたところといえば、若手が飛躍する可能性を見せてくれたところ。
カレンはよく走るし、積極的に勝負を仕掛ける。シュートへの意識や精度はまだまだすぎるけど、諦めず前に向かう積極性がゴールに繋がった。一億という見合わなすぎる金額で獲ったベテラン韓国人より今の所活躍している。
今シーズン初出場の太田。昨シーズンは鈴木暫定政権で救世主になりかけたのだけど、新監督就任後は人間力が不足しているのか途端に干されてしまった。今日は右サイドの西が駄目すぎて事もあるけど(現場での覇気のなさは腹が立ったけど、テレビで確認後に怪我と判明したから仕方ない)、スペースへの積極果敢な走り込みで可能性を感じさせた。今のジュビロに足りないのは攻守両局面での運動量とスペースへの走り込みだと改めて実感。ただまだまだ経験不足。
成岡と菊地は今日は、期待の大きさからするとイマイチ。特に菊地はもっとやれるはず。ただ継続してチャンスを与えて欲しい。
若手が頑張っているのは良いけど、彼らを引っ張るはずの前田が干されているというのはどういうことだ。この過密日程でレギュラーは走れなくなっているのに、それでも使われないというのは完全に干されてしまったのか。ターンオーバー要員以下の扱い以下。1番技術があって走れるFWだと思うんだが。人間力が足りないという事なのか。慣れないトップ下で機能しなかったからといって切り捨てるのではなく、一度くらい先発FWで使って欲しい。
この試合は退場で2点ビハインドという事もあって勝てる気がしなかった。村井と茶野も残念。村井へのフォローの少なさは相変わらずで、なんか申し訳ない。戦術云々以前に、球際での競り合いや、運動量といった基本的なところで圧倒された格好。
ジェフの運動量の豊富さ、連動したスペースへの走り込みは相変わらず。後半は状況を見極めて無理に攻めることはせず、落ち着いたパス回しでリスクを低減するゲームプランを進めてきた。打ち合いを演じてくれた方がよっぽど追いつく可能性があったんだが。ジェフがこんなサッカーをするとはね。どのチームも一歩一歩成長している。このままだとジュビロは置いてかれるよ。下手すると降格もありえる。