K−1に“宇野ルール”を定着させる!

K−1は2日、「K-1 WORLD MAX 2005 -日本代表決定トーナメント-」(2月23日、有明コロシアム)の追加対戦カードを発表した。新たに決定したのは、宇野薫vsセルカン・イルマッツ総合格闘技特別ルール戦、ジャダンバ・ナラントンガラグvsファリッド・ヴィヨムK−1ルール戦、K−1 MAX日本王者決定トーナメントのリザーブマッチとなる新田明臣vsASH−RAの3カード。
今後は、立ち技トップファイターを“宇野ルール”戦で1人ずつ倒していくつもりだ。谷川プロデューサーも「格闘技界で有名な宇野選手をもっと有名にする」と完全バックアップを約束。今大会が、K−1 MAXシリーズデビューとなる宇野は、K−1ルールの試合が10試合並ぶ中、唯一の総合ルール戦で「プレッシャーはあるが、それを力にしてスピーディーかつ緊張感のある試合をしたい」と存在をアピールする意気込みを語った。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/column/200502/at00003677.html

どちらも本来得意とするルールでやらせれば面白い存在なのに、中途半端なルールのせいで全て台無し。あからさまに宇野に勝たせるためのルール。宇野は好きだけど、これは流石に冷める。
主催者が仕組んだだけならともかく、本人がこのルールでやりたいんならもうしょうがないか。ここでお茶の間にも知名度を浸透させて、いずれ元気やKID(体重差あるけど)と夢の対決を実現するための布石だとか、他の興行に還元していくというなら少しは納得するけど。

 K−1の70キロ級は、個性豊かな日本人選手がたくさんいる。MAXは立ち技でやっていきたいが「Dynamite!!」を見据えて、メーンにはしないけれど、(総合などの)こういうルールにもチャレンジしたい。実現しなかったが、04年大みそかには(宇野vs)武田戦の案も出た。やっていくうちに夢のカードが出てくると思うので、MAXの中でやってみたい。本当は宮田(和幸)選手なども出たがっていたが、今回はもう11試合もあるので

谷川の言う総合ルールとは異種格闘技ルールなのか。魔裟斗クラスが出てくるならともかく(出ても負けるだろうけど)、異種格闘技という名で特定の選手を勝たせようとする試合なら興味がわかない。せっかく良質な格闘家がいるのに、これでは宝の持ち腐れ。立ち技専門ファイターは無理に立ち技以外のルールでやらせるべきではないと思うんだが。せっかく優れた格闘家でも、専門としないルールでやらせると光らない。異種格闘技ルールは、ある程度総合格闘技に対応できる格闘家同士でやらせれば良いのに。
このルールでやるなら、せめてK-1戦士の中からラドウィックを使ってくれ。ラドウィックと宇野と元気を早くからませてください。