ユーベの医師に有罪判決

ユベントスFCのドーピング(禁止薬物使用)疑惑をめぐる裁判で26日、スポーツ不正行為の罪に問われていたチームドクター、リカルド・アグリコラ氏に禁固1年10カ月の有罪判決が言い渡された。
http://jp.uefa.com/competitions/UCL/news/Kind=1/newsId=262747.html

ゼーマンの告発は正しかったとようやく証明されましたな。ユーベを敵に回した事でイタリアサッカー界から追放されかけて、嘘つき呼ばわりされた男ゼーマン。タブーとされている薬物問題に警報を鳴らしたことは賞賛に値する。ユベンティーノからは嫌われているだろうけど。

控訴
アグリコラ氏には、罰金2,000ユーロ(約26万2,000円)の支払いも命じられた。クラブ側の弁護人、パオロ・トロフィノ氏が記者団に明らかにしたところによると、禁止薬物の増血ホルモン剤エリスロポエチンEPO)を選手に与えたとして、裁判長は、アグリコラ氏に有罪判決を言い渡した。弁護側は控訴する方針という。

EPOの処方
アグリコラ氏は、検察側の主張の弱点だったEPOの処方で罪に問われた」とトロフィノ氏。「控訴審で支持を得るのは難しい判決だ」。EPOは、血中の赤血球を増やす合成ホルモンで、酸素の運搬を促進し、持久力を高める効果がある。

成功を収めた時期
今回の裁判では、ユベントスで1994年から1998年までに行われた医療行為が争点となった。ユベントスは、この間に3度のセリエA優勝を飾ったほか、1996 UEFAチャンピオンズリーグも制している。

罰金26万で済むって軽すぎないかね。そんな軽い問題とは思わないけど。かなりのイメージダウンはしたにしろ、ユーベにとっては痛くも痒くもなさそう。
最近はベンゲルも薬物問題について警報を鳴らしていたし、いまだに色々なクラブで禁止薬物の投与は行われていそう。いくらドーピング検査が進んでも、それを逃れるための技術も進んでしまう。いたちごっこですな。違法薬物問題が一刻も早くサッカー界からなくなって欲しいものです。現実問題としては難しいだろうけど。