名将のシステム変更

今週のデポルはWOWOW放送枠から削除。リケルメ擁するビジャレアル相手なんだからそこそこの好カードだと思うんだけどね。マジョルカに大久保が来たらやばそうだな。それまでに3位以内に入っておかなければ。
現地の報道によると、この試合は今シーズン最高の出来だったらしい。バレロンが久しぶりにキレキレで2アシストとの事。マウロ・シルバ、セルヒオ、ドゥーシェルの本職ピボーテが誰もいない危機的状況で好内容とは信じられない。スタメンを見るとスカローニとフランのドブレピボーテ、と思いきや、DFラインの前にフィルター役としてスカローニを置いて、その前にフランとバレロンを置く新システムを試したらしい。両翼がムニティスとルケで、復調してきたトリスタンの1トップ。数字で表すと「4-1-4-1」と表記されていた。イルレタ曰く「バルサのシステムを少々参考にした」とのこと。凄く興味深いな。放送しろよアホ。
スペインのみならず世界中で隆盛を誇った4-2-3-1のお手本とも言われたイルレタ・スタイル。近年はマンネリを囁かれてて限界説まで噴出してきている名将イルレタ。そんな彼がこれから更なる進化を遂げようとしているのかも。ちなみに試合見てないんで全て妄想でつ。

20日の対ビジャレアル戦の後半に負傷したデポルティーボ・ラ・コルーニャディエゴ・トリスタンの故障が全治1ヶ月と診断された。
http://sports.livedoor.com/marca/spain/detail?id=503590

せっかく復帰後調子を上げてきて得点し始めた矢先にまた怪我とはね。パンディアーニも怪我してるし。アウェーで引いてくるオリンピアコス相手に、スペースを消されると弱いルケの1トップでは得点の予感はしません。しかもマウロ・シウバ、ビクトル、アンドラーデが出場できないとはクライシス。

マンUもシステム変更。ファーガソンは、前節ニューキャッスル戦で機能した「4-3-2-1」を継続してきた。中盤は前節同様フレッチャー、ロイ・キーンスコールズの3人がセンター、左サイドにギグス、右サイドにルーニー、前線にファン・ニステルローイの1トップ。
マンUの3人のセンターハーフは、運動量豊富で攻守によく絡み中盤を制圧。いままでの4-4-2の2センターハーフ・システムとは中盤での安定度が格段に違う。サイドに捏ねすぎてチャンスを潰す事の多いロナウドがいないことでボールもスムーズに回っていた。コンディションも落としているロナウドは、現状では流れを変えるスーパーサブ起用の方が良いのかも。ニステルも調子は上々で、うまく前線でキープして起点となり中盤からの攻撃参加を助長していた。ルーニーが決定機を決めていたらもっと圧勝していたね。
ベテランのギグススコールズも久し振りのアベックゴール。個人的には1番好きなサイドアタッカーであるギグスも、近年の衰えは顕著で寂しい思いをしてきたけど、まだまだチームに貢献できる事を証明。まだまだロナウドよりは上でしょう。マンUとどうやら契約更新で揉めているようで、本職左サイドハーフが欲しいインテルが狙っているみたい。今のギグスセリエAで大活躍できるとは思わないが。マンUは契約結べよなー。
全体的に選手のコンディションが上がってきて、新システムの具合も上々のマンUチェルシーアーセナルとの差は小さくないけど、この調子を継続できればプレミアも盛り上がってくる。絶好調のリヨンとのCLも楽しみですな。