GP決勝カード決定

PRIDE GP 2004 準決勝
小川直也 vs エミリーヤエンコ・ヒョードル
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs セルゲイ・ハリトーノフ
リザーブマッチ
ケビン・ランデルマン vs ロン・ウォーターマン
スペシャル・ワンマッチ
ミルコ・クロコップ vs エミリヤーエンコ・アレキサンダー
ヴァンダレイ・シウバ vs 近藤有己 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/headlines/20040729-00000301-spnavi-spo.html

期待通りの素晴らしいカード。そしてサプライズも。
小川の相手はノゲイラだと思ってたんだけど、なんと王者ヒョードル。柔道vsサンボだけでなく、柔道vs柔道という側面も(ヒョードルは元柔道家)。
ここで今月のゴン格に興味深い記事が。菊田や横井が小川を中心にGPを展望していて、そこで小川にとってノゲイラよりもヒョードルの方が組みし易いと全員が予想していた。柔道というバックボーンで小川の方がヒョードルより勝るからだそうだ。下からの展開に優れているノゲイラを柔道仕込みの寝技で押さえ込むのは難しいだろうけど(三角への対応に不安があるらしい)、ヒョードル相手なら柔道時代に培ったもので対応しやすいとのこと。スタンドレスリングの攻防でも柔道的能力の優位性で小川有利らしい。他にも興味深い内容なんで読んでみてください。
小川が負けたとしても王者(優勝の可能性大)相手だから価値が下がりづらいというのもあるのかな。ただし、負けるとしてもノゲイラ相手に一方的な展開は想像しづらいんだけど、ヒョードル相手ならなす術もなく撲殺される可能性も。そうなると小川の強さというイメージが著しく落ちてしまう。ヒョードルとやった永田は酷すぎだったし。リスクも十分ある。
準決勝もう一つのカード、ノゲイラvsハリトーノフというのも楽しみなカード。ノゲイラにとって仮想ヒョードルの側面もあるかと。スタンド打撃が鍵を握りそう。
そしてミルコはアレキサンダー。他にはコールマンが候補だったけど、こっちの方が展開が読めない。トムエリ2世との異名を持つだけに、一度テイクダウンされたら地味に甚振られ続けるかもしれない。
シウバvs近藤は今度こそ実現して欲しい。ノンタイトルなのかな。スタンドは互角かな。パンチだけの攻防なら近藤に分があると思うけど、膝や蹴りが入ってくると分からない。シウバの首相撲はかなり上手いし、近藤はリッチ戦で首相撲の対応に一抹の不安を見せた。首相撲からの膝は近年の総合でかなり重要なファクターになっている。この辺も近藤の成長に期待したい。