ディ・バイオ、バレンシアに移籍

昨季のUEFAカップ覇者バレンシアCFは、イタリア代表のFWマルコ・ディ・バイオ(28歳)をユベントスFCから獲得した。
http://jp.uefa.com/competitions/UCL/news/Kind=1/newsId=208849.html

14億くらいで獲得したらしいね。ユーベンティーノの人は補強資金が出来て嬉しいでしょう。
バレンシアのフロントは前監督のベニテスの希望をことごとく無視してきたのに、なぜラニエリの希望は叶えるのか不思議。ベニテスの方がよっぽど理に叶っているだろうに。ラニエリの欲しい欲しい病は相変わらずですな。まあ、いつもの如くフロントの独断だとも考えられるが。金があるって羨ましいね。
ディバイオはサイドもこなせる一流のFWだし、選手層が厚くなったバレンシアは一層強化したように見える。でもラニエリはどういったチームが作りたいんだろう。コッラーディ、ミスタ、そしてレンタル先にはサルバという一流のFWが3人もいるのに(オリベイラ、アングーロもいる)、1トップシステムでこれ以上FWを獲ってどうするつもりなんでしょう。バレンシアはまたFWの墓場になりそう。
ミスタとサルバを放出するにしても、コッラーディディ・バイオアイマールビセンテ、フィオーレという攻撃力が持ち味の5人をどう共存させるつもりなのか。2トップでトップ下アイマールにしたら、バラハとアルベルダピボーテコンビは使えない(この2人のコンビを崩す馬鹿はいないだろうけど)。1トップでFWをターンオーバーにするなら、1トップが適任ではないディ・バイオ獲得は疑問。だったらミスタの方がいいでしょう。もしや去年の中心メンバーから誰か放出するつもり?
そもそも14億使えるならSBを獲得した方がいいような。カルボーニのシーズンフル稼働は厳しく、アウレリオは怪我で開幕絶望なのだから。
せっかくベニテスが個に依存しない素晴らしいチームを作ったのに、ラニエリはそれを継続させていくような意思はないのかな。あのチームならCLで旋風を起こすことも可能だったろうに。バレンシアファンのほとんどがラニエリの補強策に懐疑的な所が彼への期待を物語っている。