柔道の秋山成勲がK−1へ

昨年9月の柔道世界選手権(大阪)81キロ級代表で、2001年9月に韓国から帰化した秋山成勲(よしひろ、28)が、今月中旬に所属先の平成管財を退社し、格闘界へ転向することが29日、濃厚となった。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/battle/may/o20040529_10.htm

これで最近契約したホドリゴ・グレイシーと階級が合う対戦候補ができたわけだ。異色柔道家としての知名度もあるだろうし、柔道vs柔術の構図で一般層にも分かり易くアピールできるということでK-1からしたら旨みが多い転向話。ただし柔道の実績から身体能力の高さなどポテンシャルは高いだろうけど、総合格闘技ですぐには通じないでしょう。柔道にはない打撃に不安があるし、裸ではグラウンドも勝手が違うはず。それは同じく柔道での実績が抜群な吉田英彦や中村が証明している。しかもホドリゴは吉田が圧倒されたホイスより遥かにバランスのいい新世代グレイシー。転向初戦で戦ったら完敗するのが目に見えている。はじめは総合初心者のK-1戦士と戦わせて、徐々に相手のレベルを上げていって経験を積ませるのが良策。総合格闘技を盛り上げる将来有望な人材であることは間違いない。アテネ前後で有名柔道家の転向話が多いだろうから今後が楽しみ。