No.8

「20世紀少年」浦沢直樹

　いよいよ首吊り幽霊の真相が語られるのかな。自分の「顔」を失っていくフクベエが不気味だ。雑誌で読むと展開が遅く感じるのはご愛嬌。

「オメガトライブ」玉井雪雄

　血だらけになりながらも迫り来る「金の鹿」の狂いっぷりが際立っている。いよいよ決着予感。殺して決着ではなく、何らかの方法で感情を取り戻させて仲間にするのかな。

「格闘太陽伝ガチ」青山広美

　父の声で我を取り戻した太陽が攻勢に出るも、百戦錬磨の砦がすぐにペースを取り戻す。ロープの反動を使って顎を打ち抜くなんてボクサーみたいだな。太陽はこのスリーパーを掛けられた状態から投げにもっていくのかな。いよいよ決着の予感

「高校アフロ田中」のりつけ雅春

　運び屋の仕事をやらされることに。ここから感動路線に持っていくのかな。

「湾岸リベンジャー」戸梶圭太+中村ゆたか

　原作を読んでみた。お色気シーンたっぷりで青年誌の漫画原作にぴったしの内容だなという印象。小説としての評価はどうなんだろう。原作は敵側との描写と交互に進んでいくんだけど、こちらは主人公だけ。これだと最後の展開に生きてこないんだけどなあ。
彼　女の浮気を知って暴走気味になる今週の話。原作では彼女の妹とのSEXに溺れたりするんだけど、漫画ではあっさり主人公が前向きになってしまった。そして唐突にチャーリーの強盗話に絡めてラストシーンに繋げてきそうだ。打ち切りなのがミエミエ。エロ担当にもならずに、駄作になるのは確実だな。

「ルサンチマン」花沢健吾

　ギャルゲーにはまるダメオタ人間のダメっぷりをとことん描いていくな。ゲームの方はどうやら特別仕様だったようで。いまのところ現実とリンクしてダメ人間脱出なんて展開にはなりそうもない。

「東京エイティーズ」安童夕馬+大石知征

　好きな人が親友と付き合っていることを知ってしまった力也。コンプレックスありまくりの彼に春はやってくるのか。力也が今後起こす何らかの行動から話が展開されていくのかな。