バッシング

TBSのスーパーサッカー大久保嘉人の特集をしていた。大バッシングされた日韓戦での退場問題に触れて、「あの時はサッカー止めようと思った。あの瞬間、自殺まで考えた。」等の発言をしていた。うーん、こういうこと聞くとバッシングしづらくなるなあ。まあバッシングそのものの影響だけではなくて、無得点のまま退場してしまった無念さや、チームの皆に迷惑を掛けたことについてのショックもあったと思うけど。
これを観ると欧州のトップレベルの選手の精神力の強さというのを痛感する。大久保へのバッシングとは比べ物にならないほどの罵声が日夜飛び交っていそうだし。そう考えると英国中のバッシングを背負った98WC直後のベッカムの環境は凄い。あれを乗り越えたことでのベッカムの成長は計り知れないと思う。
大久保がハーフタイムに謝りにいった時にチームメイトに言われた「お前、ホントこんな経験できないぞ。」というのは正にその通りで、ベッカムのように今後の活躍にぜひ生かしてもらいたい。

番組に話を戻すと、大久保のイメージアップ目的としてはうまくつくられた内容だった。日韓戦でどん底に落ち込んだ大久保。冒頭の同窓会での「俺、悪者だから」発言。直後に迎えた天皇杯の鹿島戦で前半早々イエローを貰い、本田にビンタされるという挑発をされながらも、自らのゴールでチームの勝利に貢献するという流れは効果的だな。これで視聴者に『大久保可哀相→本田最悪→大久保よく我慢した→その後ゴールは見事』というコンボが炸裂しただろう。ちょっと各所を見て回ったら大久保賛辞と共に本田バッシングが既に起きてたし。自分もその一人かも(笑)。
とりあえず大久保の歌のやばさはガチだった。