稲本がウェスト・ブロムに加入

ウェスト・ブロムは、稲本が公式戦に出場し次第、29万5,000ユーロ(約3,900万円)の移籍金をガンバに支払う。しかし、稲本が1月1日までにデビューを飾れない場合は、オプションによって違約金を支払うことなく放出できる。
http://jp.uefa.com/footballcentral/news/Kind=2/newsId=221174.html

ようやく欧州クラブに完全移籍。移籍金約3,900万円はいくらなんでも安すぎだな(ガンバ社長によると1億円らしいですが)。Jのクラブでももっと出せるでしょう。アレックスが4億位だったかな。この額で放出したガンバは選手想いというか、ビジネス下手というか。
ちなみにWBAカーディフ・シティから獲得したウェールズ代表のFWロバート・アーンショウ(23)の移籍金はWBAのクラブ史上最高額となる300万ポンド(約6億円)。
ともあれ稲本にはプレミアで頑張って欲しいです。

ミドがローマへ移籍

セリエAASローマは、オリンピック・マルセイユからアーメド・ホッサム・ミド(21歳)を600万ユーロ(約7億8,600万円)で獲得した。
http://jp.uefa.com/competitions/UCL/news/Kind=1/newsId=221370.html

ズラタンユベントス行き)、ルイス・ファビアーノFCポルト行き)の獲得に失敗して、ミドを獲得したローマ。ポテンシャルは凄まじいので、トラブルをさえ起こさなければかなりやれるはず。高さ、決定力、突破力を兼ね備えたオールラウンドなFWで、トッティカッサーノを従えた1トップも十分こなせる。カリューよりは上でしょう。モンテッラは怪我が多いんで、出場機械は十分ありそう。アヤックス時代やセルタ時代の輝きが取り戻せれば大ブレイクが期待できる。数年前はアヤックス同僚のズラタンより活躍していたし。
同じマルセイユドログバは50億。ミドはその六分の一以下か。昨シーズンの得点数では明暗を分けたけど、能力的にはそこまで大差ないと思うんだが。ドログバは高すぎ。

リヨンに新加入した2選手

フランス王者のオリンピック・リヨンが、将来有望なブラジル代表FWニウマール(20歳)をSCインテルナシオナルから獲得した。ニウマールは、675万ユーロ(約8億8,400万円)でリヨンとの5年契約に合意している
http://jp.uefa.com/competitions/UCL/news/Kind=1/newsId=220881.html

ポール・ル・グエン監督によると「ルーニーオーウェンのようにプレーするが、オーウェンよりもスピードがある」とのこと。ミシェル・オーラ会長の「将来への投資」というコメントからも期待は伺える。エウベルの穴を埋められるか楽しみ。

昨季のフランス王者オリンピック・リヨンは、フランス代表FWシルバン・ビルトール(30歳)を2年契約で獲得した。
http://jp.uefa.com/competitions/UCL/news/Kind=1/newsId=221428.html

フリーで好選手を獲得。FWも出来るし、ゴブの代わりに右も出来る。これでリュインドゥラとエジミウソンがいればリーグアン大本命、CLでも大旋風が期待できたのにな。アビダルを補強したCBは良いとしても、リュインドゥラは勿体無さすぎ。

神童ルーニーを迎え入れたマンU

ウェイン・ルーニー(18歳)が、エバートンFCからマンチェスター・ユナイテッドFCへの移籍を完了した。移籍金は2,960万ユーロ(約38億7,800万円)で、契約期間は2010年6月30日までの6年。
http://jp.uefa.com/competitions/UCL/news/Kind=1/newsId=221360.html

ルーニーの出場回数と実績によって、さらに1,040万ユーロ(13億6,200万円)が移籍金に上乗せされるとのこと。マンUにしては珍しく借金してまで獲得したらしい。
FWより先に補強すべきポジションはあったと思うけど、将来性を考えれば良い補強なんじゃないですかね。マンUは怪我人続出で一時的にFW不足だし。でもファン・ニステル・ローイが戻ってきたら、もう一つの枠をアラン・スミス、サハ、ルーニーで争う事になる。EUROでの活躍は素晴らしかったけど、マンUでも常時活躍できるとは限らない。昨シーズンも不調の時期があったわけだし。ビッグクラブのプレッシャーの中で戦うのはもう少しだけ我慢しても良かった気もする。でもEUROであそこまで活躍するとは予想してなかったので、今回も予想以上に活躍してしまうかもしれませんが。万能性もあるし、かなり重宝しそう。
これで開幕から頑張っているアラン・スミスの出場機会も減りそうだけど、もしかしたらサイドで使うのかな。リーズでもやっていたし、機能すれば御の字という事か。

ミッコリがフィオレンティーナ

イタリア代表FWファブリツィオ・ミッコリ(25歳)が、セリエA昇格組のACFフィオレンティーナへ移籍した。今回の移籍は、フィオレンティーナユベントスFCに700万ユーロ(約9億1,700万円)を支払い、ミッコリ保有権を50パーセント取得する形で実現した。
http://jp.uefa.com/footballcentral/news/Kind=2/newsId=221409.html

この移籍は締め切り直前の中では驚きの一つ。ルーニーカンナバーロはの移籍話は噂されてたけど、ミッコリは自分の範囲内では移籍話がなかったから。ヴィオラのFW補強候補はムトゥ、マッカローネ、マキシ・ロペスかと思ってた。ズラタン加入のあおりを受けた格好か。
この移籍はヴィオラにとっては良い補強。即戦力な上に、将来性もある好選手。ポルティージョミッコリ、リガノなどのFW陣は昇格クラブの陣容ではないな。
逆にユーベはけっこう痛いのかな。デル・ピエロもシーズンフル稼働は期待できないんで、貴重なバックアッパーを失った格好。
選手が放出された時のファンの反応を見れば、その選手の価値が分かる事もある。この移籍話で悲しみにくれるユーベファンは結構多い。ズラタンを補強した事と、保有権半分を所持している事がせめてもの救いか。キエッリーニとは違って、共同保有の買取りオプションはヴィオラが持っているんだけどね。

ファブリツィオ・ミッコリフィオレンティーナへの移籍を苦々しく思っている様子で、本音を包み隠すことなくこう語った。
「僕かデルピエロかという選択で、ユベントスは僕を犠牲にすることを選んだ」
トリノに心残りはない。ユベントスを相手にPKを蹴るようなことがあれば迷わず蹴らせてもらう」
ユベントスへ戻る? 分からない。今はフィオレンティーナのことを考えている。フィオレンティーナから話があった時には10分間で“イエス”の返事をした」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040902-00000012-spnavi-spo.html

なかなか頼もしい事を言ってる模様。ユーベとの対戦は盛り上がりそうだ。

磐田・西、第2S絶望

西は5月12日の横浜戦で右ひざを痛め、半月板外側の除去手術を行った。このときは回復が早く、1カ月後の6月12日の市原戦に途中出場して決勝点を挙げた。日本代表にも復帰し、アジア杯優勝に貢献した。
しかし、帰国後に痛みが再発。8月29日の浦和戦では万全の状態ではないまま復帰し、得点も奪ったが、後半44分、自ら交代をアピール。1日にMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受け、この日手術に踏み切った。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2004/09/03/07.html

不調のチームの中で持ち味を発揮できている数少ない選手だっただけに、この離脱はジュビロにとって痛すぎる。やっぱり完全に回復するまで無理をするべきじゃなかったのか。
西離脱で布陣も変化していきそう。藤田が右、服部が左サイドに起用するような案もあるらしい。レギュラー獲得に至らない若手・中堅にはチャンスが与えられるでしょう。これを気に発奮して欲しい。
その前に監督には不調・怪我のレギュラー組みより、調子の良い若手を起用するように。レギュラーにしても、不調のベテランを残して動きの良い若手が途中交代されるのは納得がいかない。今の服部なら菊地ボランチの方が良いと思う。菊地にストッパーはあまり向いていない。

ヨルゲンセンが中田に“宣戦布告”

移籍会見に臨んだヨルゲンセンは「中盤なら大体できるし、特にトップ下と左サイドでプレーできる」と司令塔のポジション獲得に意欲を見せた。エースとして期待されていた中田が別メニュー調整を続けていることから開幕スタメンが濃厚。「点を取って、アシストしてチームの勝利に貢献したい」とヨルゲンセンは自信満々だった。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2004/09/01/07.html

中田に対して宣戦布告しているようには見えないが。会見でのセリフは改竄していないようだから、これくらいならマシな方か。
これから一部のマスコミの煽り記事によって、ヴィオラでポジション争いをするヨルゲンセンマレスカが、さも中田を敵対視しているかのように書かれていくんでしょう。一時期のトッティみたくね。
中田のチームメイトということで、知名度が上がる反面、アンチも付きやすいという罠。でもヨルゲンセンのプレーを継続して観ればファンになる人も増えそう。怪我が多いのであんまり出場しないかもしれないけど。

山本五輪監督、磐田復帰へ

サッカー男子五輪代表の山本昌邦監督(46)が辞任の意思を固めた。2日、都内の日本サッカー協会を訪れた山本監督は「まだ結論が出ていない」と前置きしながら「やりたい方向は決まっている」と語ったもの。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20040903-00000009-spnavi_ot-spo.html

ジュビロ監督就任が濃厚なんですかね。
山本監督就任待望論が一部であるようだけど、自分の中では今の人よりマシって程度のもの。オリンピックで他国が羨む様なサポートをしてもらって、敗退の原因にサポートのなさを上げるような人ですよ。オリンピック代表での2年間の指揮過程を見ても、現時点で良い監督だとは思えない。前田をボランチで起用するような監督はジュビロに要らない。
チームを強化するための確かな手腕はあると思うんだけど、それは現場監督として発揮されるものではない。いずれチームを総括するような立場にはなって欲しいけど、現時点での現場監督就任はやめて欲しい。
それに今のジュビロの状態は、監督が代わっただけでチームが好転するというような単純な問題ではないと思う。一部では、高額年俸のベテランを切って、大幅な世代交代を一気に進めるような大改革を敢行すべきだという意見も多い。多少の改革は必要だと思うけど、そこまで急ぐ必要はないような。
ドゥンガはサポーターマガジンで「土台を崩して世代交代を進めていくような改革ではなく、今あるベースを活用した進化が必要」というようなことを言っている。その通りだと思う。ただ現状では進化への道筋が見えてこない。山本監督就任が進化だとも思えない。
ちなみにドゥンガが監督として実績を積んでいたら最高の適任者だと思う。ドゥンガのような存在が今のチームには必要だ。