U-21アジア大会登録メンバー

GK
1 西川周作 1986.06.18 183/ 79 大分トリニータ
18 佐藤昭大 1986.08.30 184/ 73 サンフレッチェ広島

DF
2 一柳夢吾 1985.04.02 183/78 東京ヴェルディ1969
4 水本裕貴 1985.09.12 183/ 72 ジェフユナイテッド千葉
3 細貝萌 1986.06.10 177/ 64 浦和レッズ
6 青山直晃  1986.07.18 182/ 72 清水エスパルス
5 田中輝和 1985.07.14 172/ 66 大宮アルディージャ

MF
14 家長昭博 1986.06.13 173/ 70 ガンバ大阪
8 本田圭佑 1986.06.13 181/ 74 名古屋グランパスエイト
7 本田拓也 1985.04.17 177/ 70 法政大学
10 増田誓志 1985.06.19 179/ 75 鹿島アントラーズ
16 谷口博之 1985.06.27 182/ 73 川崎フロンターレ
15 青山敏弘 1986.02.22 172/ 70 サンフレッチェ広島
12 高萩洋次郎1986.08.02 182/ 64 愛媛FC
13 山本脩斗 1985.06.01 179/ 65 早稲田大学

FW
11 平山相太 1985.06.06 191/ 80 FC東京
9 カレンロバート1985.06.07 180/ 72 ジュビロ磐田
17 萬代宏樹 1986.02.19 184/ 71 ベガルタ仙台
19 前田俊介 1986.06.09 173/ 70 サンフレッチェ広島
20 辻尾真二 1985.12.23 180/ 73 中央大学


1.5軍ですね。リーグ戦と日程が被るので、基本的に1チーム1人の制約があって、降格争い中のセレッソ、京都、福岡、昇格争い中の柏、神戸、横浜FCからは選外だった模様*1。U-19からも選ばれていない。せっかくの公式戦、どうせならベストメンバーで見たかったなあ。まあ仕方ないか。


J1でレギュラーなのは西川、水本、青山直、本田圭、谷口、増田、青山敏、カレン、平山で、準レギュラーが家長。それ以外の選手は殆どJ1で試合に出ていない。このメンバー構成だと、アジア大会にはあまり期待が持てませんな。


J2からは高荻と萬代だけなのは何でなのかしら。例えばJ2で9得点している札幌の石井が外れて、FWには学生が入っていたりとか。この世代はJ2でもチームの主力としてプレーしている選手が多くいるのだけど、彼らは大学生より劣ると判断されたんだろうか。まあ、大人の事情で大学生枠があるのかもしれないけどね。同じ大学生FWからなら、辻尾より関東一部得点王の渡辺(国見→早稲田)の方が良いんじゃないか。


とにかく全員を召集できるようになって、はじめて反町監督の方向性が見えてくるのかな。そうなってまだJ1レギュラーを無視して大学生に固執するなら駄目出ししたいけど、現状ではまだ見守る段階か。ただし、本大会では最低限の結果と内容は求めたい。過酷なノルマをつける必要はないけれど、無条件で五輪最終予選までやらせる必要もないと思うし。


傑出した外人3トップ*2頼みのサッカーに逃げられた新潟と違い、日本人オンリーの条件で、監督としての国際経験のない反町監督がどう手腕を発揮するかに注視したい。

  • 布陣予想

    カレン 平山

 本田        増田

    谷口 青山敏

家長          田中
    水本  青山  
       西川

       平山

    本田  増田

家長          田中

    谷口 青山敏

   水本 細貝 青山

       西川


J1レギュラーを中心とすると、こんな感じかな。まあフル代表のように流動的なシステムレスサッカーをやるかもしれないけれど。


パッと見て思うのは、攻撃の構成力が余りなさそう。キープ力があってゲームの組み立てが出来そうなのは名古屋の本田くらい*3。ドリブルで局面打開できる人材は家長だけ*4。DFからのビルドアップ能力もない、大熊監督時代のように、放り込みサッカーになる可能性はあるでしょうね。


J1レギュラーを揃える中盤センターはそれなりの人材が揃っている。GKの西川、CBの青山と水本の守備力は計算できる。反町サッカーの軸である電柱FWが、コンディションの出来ていない平山というのは不安材料。まあ、中国戦の苔口1トップよりはましですけど。


水野、北斗、内田といったJ1で出場機会を得ている右アウトサイドのレギュラー候補がいないので、右サイドはかなり手薄になっている。本職なのはJリーグで試合に出ていない大宮の田中だけか。左SBもいないので、本質的にはMFの本田か家長のレフティーがやるしかなさそう。人選的に、4バックより3バックの方が現実的かな。


オシムと同じように、相手の布陣によって3バックと4バックを使い分けるかもしれないけど、阿部のようにどちらも高レベルでこなせる人材がいない。候補としてはCB経験のある谷口だけど、彼の得点力を考えるとDF起用勿体無い。谷口は川崎でコンビを組む中村のような展開力のある選手とダブルボランチを形成するのが一番良さそう。

  • 主な落選メンバー

GK 松井謙弥(磐田)0試合
DF 増嶋竜也FC東京)11試合1得点
   伊野波雅彦FC東京)22試合1得点
   藤本康太C大阪)14試合4得点
   中村北斗(福岡)26試合3得点
   柳楽智和(福岡)4試合
   河本裕之(神戸)20試合5得点
   丹羽竜平(神戸)31試合1得点
   小林祐三(柏)33試合1得点
   森脇良太(愛媛)35試合3得点
   長谷川豊喜(鳥栖)34試合1得点
MF 枝村匠馬(清水)26試合8得点
   梶山陽平FC東京)24試合2得点
   水野晃樹(千葉)18試合
   城後寿(福岡)17試合3得点
   上田康太(磐田)12試合2得点
   船谷圭祐(磐田)13試合2得点
   寺田紳一(G大阪)15試合
   須藤右介(名古屋)13試合
   渡邊圭二(名古屋)8試合
   狩野健太横浜FM)7試合1得点
   中山博貴(京都)4試合1得点
   菅沼実(愛媛)37試合6得点
   高橋義希鳥栖)38試合3得点
   山城純也鳥栖)38試合3得点
   桑原剛(水戸)28試合3得点
FW 津田知宏(名古屋)10試合3得点
   豊田陽平(名古屋)9試合1得点
   田中佑昌(福岡)16試合1得点
   苔口卓也C大阪)10試合
   石井謙伍(札幌)31試合9得点
   関口訓充(仙台)18試合2得点


北京世代は有望な選手が多いので、外れた候補外をあげれば切りがない。現段階で反町監督の構想は不明だが、梅崎、梶山、水野*5、田中亜、柏木、上田、枝村、北斗、伊野波、内田、藤本、千葉らJ1レギュラー格の選手は候補に入っているでしょうね。彼らを無視して、学生やJリーグで控えどころか試合にすら出ていない選手を優先したら問題だろう。

       石井
 梅崎   梶山   水野


    上田  枝村
伊野波       内田(中村)
    千葉  藤本
       松井

Jリーグで実際に試合を見た印象で並べるとこんな感じ。FWとCBとGKは負けるけど、中盤はこっちの方が良いかもね。上のアジア大会登録チームと組み合わせれば、かなりの好チームが期待出来そう。人材はそれなりに揃っている。ボールスキルだけなら、フル代表よりも上でしょう。サイドの打開力も魅力。

ただ欧州のU-21の試合を見る限り、強豪国は日本のフル代表より強い。もう五輪予選を兼ねた選考試合が終わっていて、フル代表予備軍擁するスペイン、フランス、ドイツが敗退したくらいレベルが高い。Jリーグで活躍している北京世代が多いといっても、楽観するのは良くないですな。それにしても欧州は厳しいねえ。


ジュビロでレギュラーの上田が召集されなかったのは、チームとしては正直助かったかな。中盤での構成力を重視したパスサッカーやるなら必須のタイプだけど、縦ポン放り込みサッカーやるなら必要性は薄いし。延性要って呼ばれないなら、ジュビロで活躍してくれた方が嬉しい。まあ、国際経験を積めないは痛いけど。相互補完性のある谷口とのダブルボランチは一度見てみたい。

船谷は反町監督が嫌いなタイプなので、余程傑出した活躍しない限り呼ばれないでしょう。Jで得点してるのに、今まで一度も呼ばれてないし。マリノスの狩野も同じ。降格のないマリノスから一人も選ばれてないという事は、大学生にすら劣ると判断されたという事か。

*1:それらがあったとしても、ポジション・役割ごとの人選バランスは微妙なところがある。

*2:04年のオゼアスエジミウソンファビーニョ。05年のエジミウソンファビーニョアンデルソン・リマ

*3:高荻もパスの散しは良いけど、フィジカル弱くてキープが出来ない。

*4:前俊もドリブル巧いけど、今年はJ1で試合に出ていないので未知数。

*5:水野はジェフで控えだけど、実力的にはレギュラーと遜色ない。