山本監督辞任
本日の試合終了後、山本昌邦監督から右近弘社長に監督辞任の申し入れがあり、クラブとしてもこれを了承することと致しましたのでお知らせ致します。
なお、今後につきましては、現段階では未定となっております。
http://www.jubilo-iwata.co.jp/news_mt/2006/06/post_519.php
監督自ら身を引いたのか。これ以上やったらもう監督のオファーがこない所までジュビロを落ち込ませただろうし、それに本人も気付いて逃げ出したのかも。それにしても最初から最後まで最悪な監督だった。
このタイミングでの辞任は意外だけど、うまくいかないのは予想されていた結末ですね。五輪代表監督時代の手腕を見ても、うまくいったら奇跡だった。
とりあえず重要なのは後任監督の人選。喜ぶのはまだ早い。山本監督に執行役員兼監督で3年契約のオファーを出したフロントの手腕が試される。クラブチームの経験がない人は勘弁。
以下はただの愚痴。
山本監督については、これまで試合内容や采配面や補強方針を分析して批判してきたから、ここではやらない。ただの書き殴り。論理的にまとめてやっても良いけど、もう明日からは振り返りたくはないかな。
結局、就任後一年半以上たっても、一向に監督として成長していなかった。若手選手個々の成長は感じられるけど、チームとしての進歩がほとんどないし、采配面も滅茶苦茶。それどころか部分的に退化している所さえある。山本監督が指揮した期間にチームが得た物はほとんどなかった。いや、僅かながら良かった点もあったけど、なぜだか自ら捨て去ってしまった*1。
この時期に監督交代というのがアホらしい。フロントがしっかり現状を見据えて、昨シーズン終了後に解任していれば*2、シーズン前から時間をかけて新監督の元チームを一新できたのに。この時期に逃げるように突然辞任だなんて、チームを強くする為の執行役員の肩書きはなんだったんだろう。
山本監督によってこれ以上チームが壊されていく事がないのは救い。ただ楽観は出来ない。監督が辞めたからといって即チームが強くなるわけがない。サッカーは監督だけでやれるものではない。優秀な選手も随分と出て行ってしまった。
それにここまで滅茶苦茶にされたチームを、シーズン途中から立て直すのは容易でない。どんな監督連れてきても難しい。というか今の時期から優秀な監督を招聘するのは無理に近い。シャムスカ級が来てくれる確率は奇跡に近い。
これで人間力は晴れてWC解説者のご身分か。クラブが苦しんでいるのを尻目に、ドイツで悠々自適のWC観戦。このタイミングを狙ってたのとさえ邪険してしまう。辞任するなら、シーズン途中で混乱を残したまま逃げ出すような真似をせず、昨シーズン終了後に自ら身を引いて欲しかった。この半年間の積み重ねの大半は無駄に終わってしまった。
そもそも、場当たり的に変わる戦術・システム・人選配置でチームを混乱させて、数年間ため続けた補強資金を無駄使いされて、クラブの至宝を喧嘩別れのように追い出して、結局山本監督とはなんだったんだろう。この監督を執行役員兼任の3年契約で招聘したフロントは要反省。次の監督人事こそ重要。
ところで就任前に一部であった山本監督への期待感はなんだったんだろうね。そんなもの、五輪代表を見ればあるはずないと明白だったのに。そして今シーズン前の期待感も、昨シーズンの出来を見れば絵に描いた餅だった。それを支持してしまった人達にもほんの少しだけ責任はあるかも。いやないか。
本当にチームは滅茶苦茶にされてしまったよ。山本監督の辞任で希望もあるにはあるけど、それ以上に就任した事によって払ってきた代償を考えると最悪の気分。これからジュビロはどうなって行くんだろう。せっかくWCモードになりかけたのに、明日から素直に楽しめるのか不安だ。日本代表より今後のジュビロの方が気になる。後任監督にしても。ジャケはジュビロに来てくれ。
Q. （辞任の）一番大きな理由は？
A. 今ここで話をしてもしょうがない。ジュビロにとって、僕が身を引くことが最善だと考えたということが一番の理由。数え上げればキリがないくらい話は出てくる。ただ一つではない。OBでもあるし、今後のジュビロ磐田のこれからの発展をお祈りしたい。
http://www.jubilo-iwata.co.jp/live/2006/N060608_793.php
普通、成績不振で辞任する時は反省が聞かれるものだけど、何この開き直り。キリがないと言ったって、単純に自分の能力不足なだけなのでは。また他人に責任転嫁した暴露本でも出すのかな。忘備禄３。
とりあえず山本監督にはぜひJリーグの他チームの指揮をとって欲しい。カオスがうちだけでは不公平だし、スタジアムで心置きなくブーイングしたいよ。これほど嫌いになれる監督は後にも先にも彼だけでしょうな。
