エリクソン

ルーニーが怪我したからなのか、突然プレミア未出場のウォルコットを呼ぶギャンブルに出たエリクソン率いるイングランド代表。

GK:カーソン(リバプール)、カークランド(WBA)

DF:アントン(ウェストハム)、キング(トッテナム)、ドーソン(トッテナム)、アプソン(バーミンガム)、ブラウン(マンチェスターU)、 コンチェスキ(ウェストハム)、ヤング(チャールトン)、バインズ(ヴィガン)、グレイ(ブラックバーン)、バリー(アストンビラ)

MF:エザリントン(ウェストハム)、ライト=フィリップス(チェルシー)、リチャードソン(マンチェスターU)、オニール(ポーツマス)、オスマン(エバートン)、ノーラン(ボルトン)、ボウヤー(ニューカッスル)、レオ=コーカー(ウェストハム)、パーカー(ニューカッスル)、F.ネビル(エバートン)、バラード(ウィガン)、バートン(マンチェスターC)

FW:デフォー(トッテナム)、D・ベント(チャールトン)、アンドリュー・ジョンソン(エバートン)、ヘアウッド(ウェストハム)、ビーティー(エバートン)、アメオビ(ニューカッスル)、アンディ・コールマンチェスター・C)

プレミアでの活躍度を重視して選考。極端に層が薄いのはGK。CFも傑出した存在がいない。CBとCHは人材の宝庫であります。SHとSBは若手が充実。A代表も含めて各ポジションに若手有望株が多いので、4年後も不安は少なそう。ただし一本調子の選手ばかり。

  • 選考
  • FW

2トップはプレミア屈指の快速コンビ。ダレン・ベントは今シーズンのプレミア18ゴールでイングランド人のトップスコアラー。デフォーはリーグと代表で実績上位。
怪我してなければFWはシアラーで決まりだけど。実績トップクラスのアンディ・コールも怪我するまでは好調だった。他にもプレミアで二桁ゴールという結果を残したAJ、ヘアウッド、ビーティーがFWにはいるけど、WCメンバー選考ではプレミア未出場のウォルコットに負けてしまった。可哀想。2トップはまだ若いので4年後もチャンスはあるでしょう。
他にも若手有望株多いけど、決定打に欠ける。4年後はルーニー+誰かでしょうね。ウォルコットも有望だけど、同じセカンドトップルーニーとは被る。個人的にはウェストハムのアシュトンに期待。ファウラー、ヴァッセル、ヘスキーのように伸び悩まなければ良いが。

  • SH

長らくイングランドの弱点だった左サイドにはやはり目ぼしい選手が少ない。今季ウェストハムでブレイクした積極的なドリブルが売りのエザリントンで決まりかな。右サイドは超快速アタッカーのショーン・ライト=フィリップスチェルシーに移籍した今シーズンは調子を落としたけど、絶対能力はトップクラスのはず。2人ともまだ若いので4年後もチャンスはあるでしょう。
若手はポーツマスのオニール、ボロのモリソン、ヴィラのミルナー、スパーズのルートリッジ、マンUのリチャードソン、バーミンガムのペナント、ローヴァーズのベントリー、チャールトンのトーマスとアンブローズ。サイドは若手有望株が多い。プレミア各クラブのレギュラー格に北京世代が多し。WCメンバーのレノンも87年生まれ。

  • CH

激戦区。攻撃タイプはボルトンで9ゴールと大ブレイクしたノーラン。守備的タイプは病気の影響で外されたパーカー。この2人は中堅国なら主力クラス。パーカーが駄目なら攻守にアグレッシブなウェストハムの若手MFレオ=コーカー。CHは他にも若手有望株が多いけど、現WCメンバーのレベルが高すぎて4年後も厳しそう。WCメンバーのジェナスもまだ83年生まれと若い。新星候補としては88年生まれのカッターモールがプレミアで出場機会を得ている。でもまだ未知数。

  • SB

左は文句なしにウェストハムコンチェスキー。今シーズンに限ればイングランド人で最も活躍していた左SBだと思う。ただコールとブリッジの実績には勝てなかった。右はリザーブ止まりだったチャールトンのヤングかな。4年後の有望株は、左がヴィガンのベインズ、バーミンガムのサドラー、右がサンダーランドのホイト、バーンリィのバーズリー、フラムのローゼナイアーなど。3年位前はチェルシーのG・ジョンソンの実績が傑出してたんだけど。

  • CB

ここは世界最激戦区。まずは北京世代№1CBのアントン・ファーディナンド。兄貴のリオを越えて、2010年の主力となる可能性を秘めた逸材。相方は骨折の影響で外れたキング。完治してないならスパーズでコンビを組む若手のドーソン。落選メンバーでもこのレベルとは……。若手ではWBAのカーティス・デイビス、ヴィラのリッジウェルがプレミアでレギュラー格。かつて若手時代にテリーより期待されていたウッドゲイトは怪我で潰れてしまった。

  • GK

ここは不作ですなあ。WCメンバーを除くとプレミアのGKの大半が外国人。一人選ぶなら、WBAに移籍してレギュラー奪取したカークランドかな。本当はチェルシーのイタリア人、クディチーニ帰化させたい。このポジションがイングランドの泣き所。


       デフォー ベント
 エザリントン          SWP
       パーカー ノーラン
コンチェスキ            ヤング
        アントン  キング
          カークランド

伝統の4-4-2フラット。中央守備はかなり堅牢だし、前線は快速アタッカーばかりなので堅守速攻が嵌りそう。強い事は強いけど、A代表に比べると明らかに見劣りする。それだけA代表のレギュラー選手が図抜けている証明か。でもグループリーグ突破する位のチーム力は十分ある。監督は次期イングランド代表監督から漏れたフリーのカービシュリーで。

2010年はウェストハム出身者がさらに多くなりそうだ。現代表にもリオ、ランパード、J・コール、キャリックと多数。若手育成力は凄い。金さえあればプレミア制覇していてもおかしくない。


次はオランダvsオーストラリア、その2チームのインプレッション、そしてアンチ・ファンバステンをやるつもり。
日本vsマルタは大して書くことないでしょ。ドイツのようにオープンに攻めて来るチームには良い試合できるけど、丸太のように引いて守ってくるチーム相手に苦戦するのは、ずっと前から同じ。今さらフレンドリーマッチで悲観も楽観もない。4年間の積み重ねだからね。グループリーグ突破はかなり難しいと思う。でもけして無理ではない。希望はあるよ。