第2節

浦和レッズ 3−1 ジュビロ磐田
[得点]33分:闘莉王、42分:三都主、61分:ポンテ、87分:茶野隆行(磐)

永遠のテストモード。

やはりぶっつけ4-2-3-1は壊滅。良かったのは序盤だけ。1トップは予想通りフォローが少なく孤立。サイドからクロスを上げてもボックス内に人数少なすぎ。そして弱点のサイドからのクロスで失点。後はもうグダグダ。

4バックをやりたいならなぜ開幕前に準備しておかないのか。実戦どころかキャンプでさえ一度も試していないのに、数日練習しただけで機能する訳がない。CBの選手を無理やり配置した両SBは効果的な仕事が出来なかったし、相変わらずトップ下が名波ではFWが孤立してしまう。昨シーズンから名波のトップ下で何回懲りれば気が済むんだろうか。学習能力0だ。使うならボランチ起用でしょ。チームとしての意思統一もない上に、選手配置自体おかしい。

まあそれらは予想の範疇。五輪代表を見ても分かるように、山本監督の奇策が成功した事は一度もない*1。一年以上継続している事でさえまともに出来ないのに、ぶっつけ本番でうまくいくはずがない。いったら奇跡だ。

監督の交代策も相変わらず。0-2で負けてている状況で、田中マコに代えて茶野を投入。CB同士を入れ替えて何がしたかったんだろう。マコを怪我で代えるなら、菊地をCB、名波をボランチに一列づつ下げて、トップ下に船谷か成岡を入れるべき。負けてるんだから攻めなきゃ。それに途中から太田を入れるなら、西ではなく秀人か服部に代えて、村井か太田のどちらかをSBにして攻める姿勢を見せて欲しかった。采配から勝つ気が見えない。


山本昌邦監督
全体的には新しいシステムでチャレンジしたところでは、まずまず評価できる所も多かったと思っています。決定力のしたたかさに少し差があったと思いますけど、新しいシステムが4日間で機能して、失点するまでの時間というのが非常にいいリズムだったので、あそこで点をとりきれなかったのが残念でした。
Q.新しいシステムが機能した部分とは?
A.ワシントンのワントップだからということだけではなく、先々を見越して考えていたことなのですが、みんながそろって練習する時間がなくて、6月ぐらいにと思っていたのですが、前の方に怪我人や体調不良が多いので、少ないフォワードの駒を活かす中で、後ろの方は比較的駒がそろっていて、全体的にチームとして力が持てたらいいなということで、こういうことでトライしてます。
http://www.jubilo-iwata.co.jp/live/2006/J060311_719.php

機能していたようには見えなかったが。「代表の離脱で選手が揃って練習できなかった」といういつもの言い訳、それは相手の浦和も同じだし、Jリーグの半数のチームがそうであってジュビロだけの特別事情ではない。「6月くらいには」とか先を見て今を見ない言い訳も、昨年からいい加減聞き飽きた。昨年は「6月」がその内「夏には」になって、最後には「来年には」とどんどん期間延長していったっけ。


とりあえずWC中断前までにある程度の内容が伴なった結果が出なければ解任でしょう。別に開幕2試合だけで判断してるわけでなく、就任して以来ずっと注視してきた結果、なんら発展の兆しが見えない。そろそろ我慢の限界。長期政権を望んでいる人なんて他サポだけ。このままの体制でずっといけば、いずれ降格も有り得るかもしれない。新監督は安易な身内人事ではなくよく熟考して決めて欲しいので、フロントは今の内からリストアップしておいてください*2
とりあえずフロントは今後の事をしっかり考えた方が良い。補強も費用対効果で考えればほとんど失敗してるし、補強するポジションも疑問*3。山本監督の五輪代表時代を見て、3年という長期契約で役員監督に据えたフロントの責任も大きい。そういえば任期満了前に解任すると違約金が発生してしまうのか*4。恐るべし3年契約。最悪だ。

ジェフ千葉 2−2 ヴァンフォーレ甲府
[得点]36分:ハース、49分:阿部勇樹、67分:堀井岳也(甲)、82分:バレー(甲)

アルビレックス新潟 2−0 FC東京
[得点]65分:寺川能人、76分:エジミウソン

清水エスパルス 2−0 名古屋グランパス
[得点]06分:藤本淳吾、32分:チョ・ジェジン

鹿島アントラーズ 0−3 横浜Fマリノス
[得点]39,79分:マグロン、81分:ドゥトラ

◇京都サンが 2−7 川崎フロンターレ
[得点]01分:我那覇和樹、22分:中村憲剛、48,51分:ジュニーニョ、63分:我那覇和樹、65分:パウリーニョ(京)、75分:マルコン、84分:ジュニーニョ、89分:オウンゴール(京)

アビスパ福岡 1−1 アルディージャ大宮
[得点]09分:アレックス、71分:土屋征夫(大)

はー、贔屓チームが不甲斐無さすぎるとJリーグつまんね。次からスタに行く気が減退する。他チームの試合とか見て分析する気が起きない。次節の京都戦は早くも降格筆頭候補決定戦の様相を呈している。

楽しいのはファンタジーサッカーだけだ。今年は資金が少なくなったので、選手選択にも妙があるのが良い*5。今年から縛りを止めて客観的にやる事にしたので絶好調。

*1:五輪でのぶっつけ本番4バックとか、小野のぶっつけトップ下起用とか、古くは青木のリベロ起用とか。

*2:。4-2-3-1やるならイルレタが良いなあ

*3:外人枠にFWが必要なのは明らかでしょう。

*4:でもラニエリで崩壊したバレンシアとか、違約金払ってでも解任したらチームは上向いたけどね。最近ならニューカッスルのスーネス。途中解任はネガティブに捉えられがちだけど、しっかりとしたプランがあれば成功する事も多い。横浜FCとかプランも何もなさそうだけど。

*5:昨シーズンはアラウージョ、遠藤、阿部、トゥーリオ、ポンテ、小笠原あたりをデフォで起用して、後は柏、神戸、ヴェルディ逆張りしておけば余裕で上位に行けたのでおもしろくなかった。