第33節

ガンバ大阪 1−2 ジェフ千葉
[得点]29分:遠藤保仁(G)、33分:阿部勇樹、42分:山岸智

横浜Fマリノス 1−1 セレッソ大阪
[得点]45分:森島寛晃、89分:松田直樹(横)

清水エスパルス 2−2 鹿島アントラーズ
[得点]31分:マルキーニョス、44分:野沢拓也(鹿)、63分:マルキーニョス、82分:深井正樹(鹿)

浦和レッズ 1−0 ジュビロ磐田
[得点]79分:オウンゴール

ザッピングして見てたので詳細は分からないです。レッズvsジュビロは見直して書く気が起きたら個別で書きます。
大黒とアラウージョを欠くガンバの攻撃は、フェルナンジーニョのテクニック頼みという印象。そのフェルナンジーニョにしてもジェフの厳しいチェックに孤立させられ、ボールを持ちすぎて奪われるなど機能しなかった。家長のシュートなど惜しい場面もあったけど、ポストに弾かれるなど運もない。これでどろ沼の3連敗。
一時優勝が絶望的になったジェフは、ここに来て怒涛の追い上げ。ストヤノフのアウトにかけたパスに抜け出した山岸の決勝点の流れは見事だった。主力を数名引き抜かれてこの成績は見事というしかない。片やその主力を引き抜いたクラブは……。
セレッソマリノスのミスを森島が逃さず運良く先制。しかしロスタイムに追いつかれてドロー。しかしガンバが負けたことにより遂に首位。けして厚くはない選手層でこの成績は凄い。外人補強の成功が要因の一つに違いない。上位陣は助っ人外国人が優秀。それに失敗したクラブが振るわないのは当たり前。
鹿島は澤登ホーム引退試合の清水を相手にドロー。勝ち越せなかったのは痛いけど、試合の流れでいけばよく追いついたという印象。狭いスペースでゴール左隅に決めた深井の同点ゴールは見事だった。清水はこれで残留決定。残留の立役者であるマルキーニョスは怖い選手だ。澤登の涙のインタビューは泣けた。
レッズはジュビロの金がゴールを決めてくれて完封勝利。レッズも追い上げてきた。絶対的エースのエメルソンを途中離脱で、達也を怪我で失ったのにこの成績は地力の証明か。

勝点  勝 分  負 得  失  得失差
1.C大阪 58 16 10 7 46 38 + 8
2.G大阪 57 17 6 10 78 56 +22
3.浦和  56 16 8 9 61 37 +24
4.鹿島  56 15 11 7 57 39 +18
5.千葉 56 15 11 7 54 41 +13

優勝に一番近いのは首位のセレッソ。ガンバと浦和は得失点差でアドバンテージが多少ある。

J1最終節、上位5チームの対戦カード
鹿島 ×  柏  
千葉 × 名古屋
川崎 × G大阪 
新潟 × 浦和 
C大阪 × FC東京

直接対決が一つもないのは物足りないけど、その分予想しづらい展開。有利なのは勝てば優勝のセレッソ。ただFC東京も調子が良いので、どうなるかは全く読めない。数年前に勝てば優勝という試合では勝てなかったっけ。
この優勝争いに贔屓チームがいないのは寂しい限り。選手の質や層など戦力的には全く劣っていないんだが、チームとしての組織力が……。新監督が就任して組織力が何も向上していない所が恐ろしい。天皇杯がどうなるかも分からないのに、当たり前のように続投が決定しているのも恐ろしい。そもそも3年契約って何?

柏レイソル 5−1 東京ヴェルディ
[得点]18分:大谷秀和、27分:小林慶行(V)、45分:矢野貴章、57分:平山智規、62分:土屋征夫、85分:永田充

ヴェルディが降格。最後まで貧弱な守備力に悩まされた格好か。ダイジェストで見る限りセットプレーでの守備がスカスカだった。シーズン途中に補強するならジウでなく本職CBだったと思うが。後の祭り。
ワシントン、小林大吾、相馬あたりはJ1他クラブの争奪戦でしょう。他にもJ1レベルの選手はかなりいるので、離脱者は数多く出そう。ACL大丈夫かなあ。J1の2位に譲った方が、J2一本に絞れて良いと思うが。二兎を追うのはどうなんだろう。