吉田VS小川

みそかの夜に、究極の柔道王対決がついに実現する。世界最大の総合格闘技イベント、PRIDEの「男祭り 2005」(12月31日・さいたまスーパーアリーナ)で、吉田秀彦(36)=吉田道場=と小川直也(37)の対戦が決定的となったことが10日、スポーツ報知の取材で分かった。2人は1994年柔道全日本選手権で対戦して吉田が判定で勝っているが、プロのリングでの対戦は初めて。12年越しの完全決着戦のカウントダウンが始まる。
PRIDE史上最大のドリームカードが、年末のリングで現実のものとなる。1992年バルセロナ五輪78キロ級金メダルの吉田に対し、同五輪95キロ超級銀メダリストの小川。2人の柔道王が雌雄を決する究極マッチがついに実現する。ルールは未定だが、オープン・フィンガー・グラブ着用の総合格闘技戦となりそうだ。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/battle/nov/o20051110_5.htm

これが実現するならけっこう楽しみ。吉田も小川もPRIDEヘビー級トップ*1に勝つのは厳しいし、勝たせて盛り上げるために噛ませ犬を当ててもおもしろくない。大晦日はお祭り興行なんだから、こういう因縁のある試合の方が盛り上がると思う。視聴率対策にもこれ以上のカードは考えられない。

ただ小川が吉田とのガチンコを承諾するんだろうか。小川のここ最近のPRIDEでの相手は、実力に明らかに劣るレコとジャイアント・シルバ、そして負けても傷付かない最強ヒョードルと、ある意味では美味しい相手ばかり。

一方、吉田の場合は現在進行形でPRIDEで戦っているし、実力的にも一定レベルの総合格闘家になっている。対する小川はプロレスに専念していて真剣勝負からは遠ざかっているし、階級下の吉田に負けるリスクは多大。ハッスルもある程度は軌道に乗っているようだし、やる意義はあまりないような。

一部で報道された「PRIDE 男祭り 2005」での小川直也吉田秀彦の対戦決定報道を受けPRIDEを主催するドリームステージエンターテインメント(DSE)の榊原信行代表が11日、都内事務所で会見を行った。
榊原代表は「小川vs吉田」実現へ向けて交渉を行っていることを明かしたうえで「現時点ですべての契約は完了していません。一部の心ない報道で交渉は完全に後に向かって進んでいます」と現状を説明。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/headlines/20051111-00000026-spnavi-spo.html

放置の飛ばしに迷惑を被ったようだ。実現して欲しいですね。

あとボビー効果で視聴率を狙うTBSに対抗して、フジテレビ・DSEも男祭りに金子昇というタレントを出すのは本当なのか。そういうのはK-1に任せておけば良いと思うんだが。

  • その他の「男祭り」噂カード

ハリトーノフ、ジュシュ、ミルコ、ハント辺りの絡みが見てみたい。

*1:3強、ハリトーノフ、ジュシュ、ヴェウムド辺り