第3節

忙しくて深夜にLIVEで見れなくて速報は無理だった。

グループA

注目の首位決戦。ストップ・ザ・チェルシー最右翼と目される両雄の対決。
ダイスラーアッビアーティの意表を突くシュートで先制すると、またもダイスラーのCKから手堅く追加点を奪ってバイエルンが逃げ切り成功。ユーベはリードして引き気味に試合を進めるバイエルンを崩せなかった。これで無敗はチェルシーだけか。
試合中、バイエルンリザラズが負傷してシュバインシュタイガーが左SBを務める緊急布陣に変更。リードされているユーベは後半デル・ピエロザンブロッタを右に置く攻撃布陣で左サイドを突こうとするも、シュバイニーがそこそこSBにも対応してしまいあまり効果的ではなかった。ポジション変更に伴ない左SBに入ったキエッリーニも不発。
普通サイドアタッカーがSBをやると守備に粗が出まくるものだが*1、二十歳の若さでSBをも無難にこなすとは流石に勤勉なドイツ人。ゼ・ロベルトとのサイドの連係も中々。ただし持ち前の攻撃性能を発揮できるのは右SHなので、リザラズが重症なら今後バイエルンは左SBの人選に苦労しそう。長期離脱中のラームが復帰するまでの辛抱か。
新加入したCBのイスマエルはユーベ相手にも十分通用していた。昨シーズン、チェルシーに狙われた高さに欠ける弱点は改善されている。バラックに契約切れでのマンU行きが噂されているので、ビッグイヤーを獲得するとしたら今シーズンが最大のチャンスか。
ユーベは戦術上キーマンであるズラタンの鬼キープ・ポストプレーが不発だったのが痛かった。中盤の攻防でも押されてしまい、ヴィエラ不在の影響も感じた。今後はズラタン、エメルソン、ヴェイラといった中心選手が不調だったり怪我してしまうと厳しいかもしれない。ネドベドにも往年の迫力がないし、CBもバックアッパーは一枚落ちる。チェルシーと比べると層は薄い。ま、あそこが異常なんですが。

グループB

アーセナルが苦手のCLでまさかの3連勝。アンリは病み明けでベンチスタートも、レジェスの負傷で急遽投入されると即スーパーゴールで結果を出す活躍ぶり。チームを長年支えてきたヴィエラが移籍してしまい、ピレスとベルカンプに加齢による影響がある今シーズン、アンリがガナーズの命運を握っているのは間違いない。彼がまた怪我するようだとかなり厳しくなる。
CLでリードした後に逃げ切れない悪癖がなくなってきているのはアーセナルにとって大きい。ただこのグループは他に比べてかなり恵まれているので、アーセナルがCLに完全対応しているのかはまだ未知数。

グループC

バルサはどうにも調子が上がらない。度重なるアジアツアー影響なのかコンディションがイマイチだし、徹底的に引いて守ってくる相手を崩すのにも苦労している。昨シーズンに比べると怪我人が少なくてターンオーバーをきっちりやっているので、今後の巻き返しに期待したい。バルサのスペクタクルなアタッキング・サッカーが元気でないと寂しい。
パナシナイコスは守備に粘り強さが在る。ホームでは強いので、ウディネとの2位争いは熾烈を極めそう。ブレーメンはかなり厳しくなってkた。

グループD

マンUスコールズのイエロー2枚による退場したのが響いたか。レイプ疑惑のかかるC・ロナウドの今後にも不安があるけど、当面はパク・チソンでも問題ないと思う。ドリブルテクでは比べ物にならないけど、ロナウドはコネすぎる嫌いがあるので、チームの連動性の面ではパクが馴染めば十分穴を埋められそう。

グループE

PSVに昨シーズンの面影はなく、守備的なゲームプランで守りきるのが精一杯だった。それを崩せないミランも本調子ではない。
フェネルvsシャルケは打ち合いといった様相。このグループは実力が拮抗しているので、2位争いはかなり熾烈化してきそう。

グループF

マドリーが復調傾向。でも強豪クラブ相手にはまだ未知数。嵌ったときの攻撃力は凄いけど、強豪相手にボールを奪ったり、攻撃を凌げるのかどうか。例年通り中心選手のコンディションが悪くなった時に持ち堪えられるのかも疑問。でも攻撃が機能して点が取れるようになっただけ前進はしている。ベッカムは右サイド起用で蘇ったね。中盤の底での起用はありえなかった。
リヨンも3連勝しているし、ここも2強で決まりかな。注目は1位争い。マドリーは2位になって他グループの1位とぶつかるとやばいと思う。

グループG

チェルシー強すぎ。ランパード→SWP→クレスポのダイレクトゴールは凄すぎ。チェルシーの右WGのSWPのスピードは驚異的で、ベティスの左SBのロペスでは対処し切れなかった。ベティスがけして弱いわけじゃないけど、相手が悪かった。チェルシーの機を見ての畳み掛け方は容赦ない。
リバプールもアウェーで堅実さを発揮しているし、このグループは2強がすんなり進出で決まりかな。ベティスにとっては不運なグループだった。グループBだったらね。

グループH

  • レンジャース 0−0 ペトルザルカ

ポルトウーゴ・アルメイダのクロスがマテラッツィの足に当たるオウンゴールで先制。マッカーシーが直接FKのこぼれ球からのシュートも相手に当たって追加点。ポルトは運の良いゴールで2点先制。インテルはその後攻勢に出るも得点に繋がらず。やはりアドリアーノが最初からいて好調じゃないと前線の迫力不足は否めない。レコバが今シーズン好調気配なのは朗報。彼がFWに入って4-5-1から4-4-2に変更した後の方が内容が良かった。
2位争いは混沌としてきた。何とかポルトに頑張って欲しいが。

*1:日本代表の左サイドとか