日本の未来にブリザード

08年北京五輪代表チームの母体となるU−20日本代表の監督候補に、元日本代表DFで現浦和コーチの柱谷哲二氏(41)が浮上した。日本協会・川淵三郎キャプテン(68)が30日、明らかにした。
川淵キャプテンはあくまで「候補」としているが「代表で功績のあった柱谷のような人物に機会を与えたい」として、引退後のコーチ実績などの調査を命じたという。
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200510/st2005100107.html

なぜ功績がある人物を、無条件で五輪代表監督という重要ポストに据えようとしているのか謎だ。育成年代は選手の育成目的であって、日本人若手監督の育成の場ではないと思うんだが。功績があることは素晴らしい事だけど、それと監督としての力量は全く別の話。これなら大熊監督続投の方がまだ良い。

川淵キャプテンは「北京五輪は日本人にやらせる。柱谷は札幌で失敗したが、1回だけじゃ失敗には入らない」と説明。「浦和でサテライトをどう指導しているのか詳しく調べろと言った」と、技術委員会に日本代表主将だった元祖“闘将”をリストに入れることを指示したことを明かした。空席の北京五輪監督は来年1月に決める予定。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/sep/o20050930_40.htm

また懲りずに日本人監督にするつもりなんですかね。世界で戦う上で日本人監督はまだ時期尚早だし、せっかく監督には外国人枠が使えるんだから、それを有効活用しない手はないと思うんだが。
日本人監督でもJリーグでかなりの実績を残している人ならまだ納得行くけど、柱谷氏はそれとは程遠い。このままでは五輪を目指す代表監督の座が、また駆け出し日本人監督の育成の場になりそうだ。川渕キャプテンはアテネでの失敗を生かすつもりはないのかな? このままだと、2006WC後の日本代表新監督も大変な人選になりそう。