第2節2日目
- グループE
シャルケ04 2−2 ACミラン
シャルケ:ラウルセン3、アルティントップ70
ミラン:セードルフ1、シェフチェンコ59
開始早々にミランが先制して、すぐにシャルケが追いつくという目まぐるしい試合展開。なかなかおもしろい試合だった。
ブンデスでは今一歩のシャルケは予想以上に良かった。空いてミランのキーマンであるカカーやピルロを、中盤での厳しいプレッシングで自由にさせず、リンコルンを中心に長身FWを活かして積極的に攻勢に出ていた。ミランはまだ本調子ではない。そんな中でもシェフチェンコの決定力は流石。日本は止められるのか?
シャルケの2点目、アルティントップの弾丸ミドルシュートはマジで凄かった。あれは名手ジーダでも止められない。2シーズン前のブンデスリーガ開幕戦で、とんでもないミドル2連発で2ゴールの衝撃デビューを果たした男。それ以降、出てくると真っ先に中長距離でのシュートコースは切られていたんだが、ミランはスカウティング不足なのか寄せが甘かった。久しぶりにミドル爆発を見たよ。
シャルケはミラン相手に先行されながらも追いついても勝ち点1は上出来だけど、一戦目落とした後のホームなので出来れば勝ちたかったはず。逆にミランはこの内容でのアウェーでの勝ち点1は悪くない。次は弱体化したPSVきっちりを叩きたい。
フェネルバフチェが勝利した事により、全勝チームは早くも姿を消した。このグループは意外と混戦になりそうだ。2位争いは熾烈。
- グループF
レアル・マドリード 2−1 オリンピアコス
マドリー:ラウール9、ソルダード86
オリンピアコス:カフェス48ローゼンボリ 0−1 リヨン
マドリーは辛くも勝利したものの、オリンピアコスの稚拙な守備に助けられた印象。攻守に連動した動きは少なく、とりわけ相手の攻撃を防ぐための守備組織に不安があるので、この先も強豪相手には苦労するでしょう。本来SBのラモスは中央で使われて二度目の退場。可哀想。
ベッカムのクロスは流石だった。いつもは中央で窮屈そうにプレーしているけど、サイドであれくらいフリーにしてもらえればやはり仕事はする。それに合わせたラウール*1、ソルダートのヘッドも見事だった。
久しぶりにカンテラーノに救われたマドリー*2。ソルダートもまた有望な選手なんだけど、FWには一流スターを輸入する政策のマドリーの中では、出場機会が限られてしまい、その内に埋もれてしまいそう。たぶんポルティージョのように数年後は移籍でしょう。
リヨンはアウェーでもきっちり勝利。
- グループG
ベティスがアウェーで勝利して、何とかグループリーグ突破に望みを繋いだ。ただし次はチェルシー2連戦。厳しい。
- グループH
アドリアンセのポルトは守備崩壊。ホームで2-0から逆転されるなんて、そうあることではない。アルトメディア舐めてたけど、CL出て来る位なんだから安牌ではないと。2戦目を終えてポルトは早くも崖っぷち。アドリアンセも解任危機。彼もファンハールのように中規模クラスのクラブが適任なのかな。
*1:チャンピオンズリーグ50得点は偉大な記録だ
*2:パボネスはもう死語?